総合運動場温水プール

都立砧公園の隣にある世田谷区立総合運動場の中に位置する温水プールです。区立のプールとしては、他の区でもほとんどない50mプールを持ち、こちらは、日本水泳連盟の50m公認プールとなっています。

入り口は1階にあり、プールは地上から地下に位置する形となります。前述の8コースの「50mプール」（水深1.3～1.4m）に、6コースを持つ「25mプール」（水深0.9～1.0m）があり、50mプールの隣には水深30cm～50cmの「幼児用プール」、さらに屋外には夏季（7月下旬～9月中旬、9月は土日祝日のみ）のみ利用可能な「屋外幼児プール」（水深30cm～50cm）があります。その他、円形の「ジャグジー」が1基設置されています。

建物の設計は、区内にあるNHK技術研究所も手がけている松田平田設計が担当しており、「日本建築学会作品選集選定」にも選ばれています。公園の自然と住宅地に囲まれた場所に位置することから、大屋根の高さを10メートル以下に抑え、サンクンガーデンに向かうL型として設計されました。

全体的な構造は視覚的にも楽しめるように、どの角度からでもアクアゾーンが望めるようになっており、建物内部には太陽光もしっかりと取り入れられています。

中庭に面した部分は開閉屋根となっており、25メートルプール部分の屋根は夏季期間開放されています。なお、屋外幼児プールも含めて、開放の条件は期間中、9:00～17:00の間に気温が30度を超え、天候が良好で無風の場合です。

プールの利用は、水泳帽の着用が必須となっており、水着以外での入場も出来ません。また幼児に関しては、おむつやトレーニングパンツが完全にとれていなければ入場できません。小学生に関しては、3年生以下は高校生以上の保護者（大人）が付き添う必要があり、小学生3年生以下2人につき、付き添いが1人必要です。なお、「付き添い不要認定テスト」も行われており、合格した場合は児童1人でも利用可能です。4年生から6年生に関しては、18時以降に関しては大人の付き添いが必要となります。

季節・曜日によっては50メートルプールの5～8コース、20メートルプールの4～6コースの全てまたは一部が団体利用のため、個人利用できない場合があります。

プール以外の施設としては、施設1階の入り口横には、小さな子供が遊ぶことが出来る「キッズゾーン」（夏季は撤去、現在は利用中止中）が設けられています。2階には食事が出来る「レストラン赤坂クーポール 砧店」があり、東京農大の商品や水泳グッズの販売も行われています。

施設内では、水泳教室やアクアフィットネス教室も開かれています。

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