宮本三郎記念美術館(世田谷美術館分館)

宮本三郎記念美術館
営業時間: 10:00 - 18:00(入館は17:30まで)

宮本三郎記念美術館は、洋画家・宮本三郎の住居があった土地を世田谷区が遺族から寄贈を受け、新たに建設して2004年4月に世田谷美術館の分館として開館した美術館です。遺族からは、土地の他、油彩や水彩・素描など約4000点近くの作品と、1万冊以上の旧蔵書といった資料も寄贈されています。

1905年に石川県末佐美村(現・小松市)で生まれた宮本三郎は、1935年に世田谷区・奥沢にアトリエを新築し、初期の代表作となる「婦女三容」を制作しています。その後、1945年には金沢市に疎開したりもしていますが、1974年に亡くなるまで、奥沢のアトリエを制作拠点として活動しました。なお、宮本三郎美術館は、出身地である石川県小松市にもあります。

美術館の展示室は2階にあり、春~夏、夏~冬、冬~春と年に3回テーマを入れ替えた展覧会が行われています。宮本三郎の作品はもちろん、区内にゆかりのある芸術家の作品も紹介されています。

1階は講座室となっており、講演会やワークショップが定期的に開催されています。閉館後の展示室でコンサートを開催したり、毎月ギャラリートークを開催したりと、美術だけでなく、音楽、文学、歴史など芸術カテゴリを幅広く扱ったイベントが行われています。

美術館がある奥沢は、田園調布に隣接する高級住宅街として知られており、北には自由が丘があり、鉄道の最寄り駅は奥沢にある東急鉄道の奥沢・九品仏駅に加え、自由が丘駅からもだいたい同じぐらいの位置となります。来館者用の駐車場はありません(障害者用は1台あり)。

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