- 種類: 美術館・博物館
- 目的: 学習・研究, 芸術鑑賞
- 地区・地域: 烏山地区 (烏山地域)
- 町名: 南烏山
- 最寄り駅: 芦花公園駅
- 最寄りバス停: ウテナ前(小田急バス), 芦花公園駅入口(関東バス), 芦花恒春園(京王バス)
多くの文学者にゆかりのある世田谷区に、23区内初の近代総合文学館として開設されたのが世田谷文学館です。1986年12月の「世田谷文化会議」で提言を受けてから計画が作られ、1995年にオープンしました。
基本理念に「世田谷固有の文学風土を保存・継承し、まちづくりの活性化に寄与することをめざす文学館」、「区民の文化交流の場と機会をつくりだし、新たな地域文化創造の拠点をめざす文学館」を掲げており、主に明治以降の世田谷区にゆかりのある文学と文学者に関する資料として、約9万点以上の資料を収蔵します。
定期的に「企画展」「コレクション展」が開催されており、「文学を体験する空間」をキャッチコピーとする文学館らしく、文学に関する様々なイベントも行われています。また、「子ども文学館」として、子供向けのイベントも開催しています。コレクションは、読み物の「文学」だけでなく、映画や音楽関連の資料も幅広く扱っており、映画上映会などもイベントも行われています。
主なコレクションには、横溝正史、海野十三、小栗虫太郎等の探偵・推理作家の原稿や書簡といった関係資料や、ポスター・台本・映画雑誌等の映画関係資料、雑誌「無限」に掲載された北川冬彦・草野心平・西條八十らの原稿、小堀杏奴関係資料などがあります。
文学館の土地はもともと近くに本社がある化粧品メーカー「ウテナ」のもので、区とは賃貸借契約が結ばれています。また、文学館の隣には、ウテナ創設者・久保政吉の旧邸宅があります。
建物は地上2階建てとなっており、それぞれの階に展示室を持ちます。1階にはライブラリーもあり、文学館の所蔵物のうち、図書・雑誌等を閲覧できます。ライブラリーには他にも、世田谷区に撮影所がある東宝が製作した文芸映画をはじめとする約1200点の視聴覚資料や、日本と外国の絵本約1500冊などもありますが、資料の館外貸し出しはできず、ライブラリー内での閲覧のみ可能です。館内には軽食もとれる喫茶室「喫茶どんぐり」やミュージアムショップもあります。
刊行物として「世田谷文学館ニュース」を4月、8月、12月に、「子ども文学館報告書」を年に1回発行しており、PDFでも閲覧可能です。文学賞としては、区民の文芸創作活動を支援する「世田谷文学賞」と、次代を担う将来性ある若手アーティストの創作活動を奨励・支援する「世田谷区芸術アワード“飛翔”」を行っています。
文学館の地下には17台分の駐車場があり、文学館利用者は無料で使用できます。車いす用のトイレや駐車場も備えており、館内にはエレベーターも設置されています。電車で訪れる場合は、京王・京王線の「芦花公園(ろかこうえん)」駅の南口で下車し、大通りの「千歳通り」をまっくず南に5分ほど歩けばつくため、比較的判りやすい場所にあります。
運営は、世田谷美術館や世田谷パブリックシアターと同じ公益財団法人のせたがや文化財団が行っています。
住所: | 東京都世田谷区南烏山1-10-10 |
郵便番号: | 157-0062 |
電話番号: | 03-5374-9111 |
鉄道1: | 京王京王線 芦花公園駅 徒歩5分 |
バス1: | 小田急バス ウテナ前 徒歩1分 |
バス2: | 京王バス 芦花恒春園 徒歩5分 |
バス3: | 関東バス 芦花公園駅入口 徒歩5分 |
スポット名: | 世田谷文学館 |
よみがな: | せたがやぶんがくかん |
料金: | 一般:200円、高校・大学生:150円、65歳以上・小・中学生:100円 |
定休日: | 毎週月曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日) |
築年: | 1995年 |
駐車場: | 無料17台 |