清川泰次　 雑誌、 書籍、 新聞の仕事

日時
2024年09月28日 - 2025年03月09日
10:00 - 18:00

場所
清川泰次記念ギャラリー

カテゴリー

• 芸術・アート

清川泰次記念ギャラリーの2024年度第2期展覧会です。

独自の抽象表現を追求した画家・清川泰次（1919-2000）。清川は画家としての活動に加え、雑誌、書籍、新聞などさまざまな媒体でも才能を発揮しました。

1962年から63年には、月刊文芸誌『群像』（講談社）の表紙を彩り豊かな抽象画で飾り、1983年から95年にかけては、住まいや日本文化をテーマとした『住まいの文化誌』シリーズ（ミサワホーム総合研究所）の装幀を手掛けました。そのデザインには、彼が絵画制作で追求していた線の構成が表れています。

また、1996年から98年に『読売新聞日曜版』で連載された阿刀田高のミステリー小説を題材にしたエッセイ「ミステリー 光と影」にもカットを提供。この時期、清川はアクリル絵具を用いた鮮やかな作品を制作し、カット原画では色鉛筆やクレヨンなども駆使し、新たな表現に挑戦していました。

今回の展示では、これらの印刷物に関わる仕事を絵画作品とともに展示し、清川泰次の多彩な表現世界が紹介されます。『読売新聞』のカット原画は、今回が清川泰次記念ギャラリーでは初の展示となります。それぞれの時代に生まれた独創的な表現の数々を楽しめる展示となっています。

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