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世田谷区内の公園、面積・広さトップ10

砧公園芝生の広場

世田谷区は都心の区とは違いたくさんの家々が集まる住宅地が広がり、その中には多くの公園も存在します。広い面積を持つ公園も複数あり、公園ごとに特徴も異なるなど、遊び場には困りません。今回は、そんな世田谷区にある公園から、面積の大きな公園トップ10を紹介します。

世田谷区内の公園概況

トップ10の紹介に入る前に、まずは公園の種類と、23区の中で世田谷区はどのような特徴があるのかを見てみましょう。

公園の種類には2つある

世田谷区内の公園は、大きくは「都市公園」と「身近な広場」の2つに分けられます。

都市公園は、「都市公園法」に基づいて国や都、区が設置する公園や緑地のことで、大きさやその形態などによって「基幹公園」「特殊公園」「都市林」「都市緑地」「緑道」に分けられ、「基幹公園」はさらに「ぽけっと公園」「街区公園」「近隣公園」「地区公園」「運動公園」に、「特殊公園」はさらに「風致公園」「歴史公園」「農業公園」に分けられます。

一般的に都市部にある公園と言えばこの都市公園を指すことが多く、2016年4月1日現在、区内には区立が410箇所、都立が4箇所の合計414箇所の都市公園があります。分類別で見た場合、区立公園の約40%にあたる176箇所が街区公園、約35%の147箇所が「ぽけっと公園」となっており、数の上では世田谷区立の都市公園のうち8割近くがこのどちらかとなります。街区公園は都市の中によくあるような一般的な公園、ポケット公園は街区公園を補完する役割を果たしています。ただし、名前からも想像できるようにこの2つの公園の面積は小さく、ぽけっと公園はは 0.03ha(300平方メートル)、街区公園は0.25ha(2500平方メートル)を標準として設置されています。

面積が大きくなってくるのは近隣公園、地区公園で面積はそれぞれは2ha(2万平方メートル)、4ha(4万平方メートル)が標準とされています。地区公園は世田谷区内に4箇所しかありませんが、その総面積は街区公園の合計を若干上回っているほどです。地区公園よりもさらに規模が大きくなるのが運動公園で、都市の規模に合わせて10~50ha(10万~50万平方メートル)が標準とされています。区内にはこちらも4箇所しかありませんが、その総面積は、街区公園とぽけっと公園の合計のさらに1.2倍以上となります。

都市公園の面積合計は区立が159万2934.77平方メートル、都立が92万915.55平方メートル、総合計が251万3850.32平方メートルです。1公園あたりにすると、区立が3885平方メートル、都立が23万228平方メートルとなります。

身近な広場は、「世田谷区立身近な広場条例」に基づき、世田谷区が設置している場所です。この条例は、平成5年6月に都市公園法施行令が改正されたことにより、それまで「児童公園」と呼ばれていた公園が「街区公園」に変更されたことを受け、当時「世田谷区立児童遊園条例」及び「遊び場の設置および管理運営要綱」によって比較的な小規模な広場などを児童公園としていた区が、新たに管理をするため平成7年3月に制定した条例です。小さな広場や遊び場に加え、東京都や道路公団、神社、その他民間から借り上げた土地を使って設置されており、都市公園に比べると面積が小さく、近所のちよっとした憩いの場のようなところです。2016年4月1日現在、区内には179箇所の身近な広場があり、面積の合計は18万4877.12平方メートル、1公園あたりにすると1032平方メートルとなり、区立の都市公園と比べると平均で約4分の1程度の面積となります。なお、身近な広場はさらに、ある程度永続性があるものか、民有地等の無償使用貸借契約などにより開設した広場かにより2種類に分けられています。

都市公園と身近な広場の両方を合わせた合計は、539箇所269万8727.44平方メートルとなります。東京都の統計によれば、区内にはこの二つ以外に国民公園等に分類される公園が1箇所(馬事公苑)あります。

なお、上記のような人工的に区域を定めて公園としている場所は大枠では「営造物公園」と呼ばれており、これとは別に、国立公園や国定公園など、市町村の枠組みを超えて自然や景観の保護を目的とした公園は「地域制公園」と呼ばれ「自然公園法」により管理されています。今回取り扱っているのは、「営造物公園」となり、以下の23区順位も造営物公園のみの面積となります。

23区内の公園順位は?

都市公園だけで見た場合は、世田谷区は23区の中では、江戸川区、足立区に次ぐ第3位、東京都内では、八王子市、町田市、江戸川区、足立区に次ぐ第5位の面積となります。都市公園以外の公園も含めた総合計では、23区では江戸川区、江東区、足立区に次ぐ第4位、東京都内では、江戸川区、八王子市、町田市、江東区、大島町、足立区に次ぐ第7位となっています。

面積の合計だけで見ると、23区内でもトップクラスの公園の広さを持つ世田谷区ですが、人口が多く区の面積も広いため、一人当たりの公園面積と公園が占める割合で計算してみた場合、また違った結果が見えてきます。東京都の統計で比べてみると、1人当たりの公園面積は3.16平方メートル、公園の割合は4.92%となっており、23区の中では、それぞれ第14位、第15位と下位に近いほうに位置しており、区部全体の数字である一人当たり4.42平方メートルと、6.48%も下回っています。

東京23区区別の公園数と公園面積一覧(平成27年4月1日現在)

区名 都市公園面積(平方メートル) 公園総面積(平方メートル) 公園総数 一人当たりの公園面積(平方メートル) 公園割合(%)
千代田区 26万6,047 170万2,767 53 31.52 14.60
中央区 57万6,847 61万7,637 91 4.38 6.05
港区 49万8,741 140万4,925 117 6.38 6.90
新宿区 57万4,646 117万4,250 182 3.50 6.44
文京区 36万0,271 55万0,754 116 2.54 4.88
台東区 74万9,920 77万3,985 76 4.17 7.66
墨田区 77万2,319 78万1,079 144 3.04 5.67
江東区 220万4,601 428万0,856 305 8.78 10.66
品川区 72万6,614 135万8,914 277 3.61 5.95
目黒区 46万2,717 48万8,307 130 1.76 3.33
大田区 198万7,078 280万4,860 554 3.95 4.62
世田谷区 248万1,927 285万7,522 540 3.16 4.92
渋谷区 73万7,526 163万9,066 128 7.60 10.85
中野区 38万7,116 41万8,411 191 1.30 2.68
杉並区 110万3,661 113万6,689 328 2.03 3.34
豊島区 17万8,982 20万6,155 154 0.70 1.58
北区 94万5,220 105万4,595 188 3.11 5.12
荒川区 33万0,970 43万0,853 110 2.07 4.24
板橋区 189万3,335 195万4,149 357 3.58 6.07
練馬区 197万3,032 208万0,112 670 2.87 4.33
足立区 310万9,903 323万1,810 512 4.67 6.07
葛飾区 176万5,785 193万6,165 322 4.36 5.56
江戸川区 338万9,144 767万9,981 466 11.29 15.39

世田谷区内の面積トップ10公園

それでは、世田谷区の面積トップ10公園を順番に見ていきます。トップ10の中には、区内に4箇所ある都立公園がすべて含まれ、区立公園では、多摩川河川敷にある公園が2箇所あります。区内でも人気の世田谷公園や、運動の中心地となっている大蔵運動公園、他にはない馬事公苑など、世田谷区を代表する公園が並んでいます。

10位: 世田谷公園

10位は「世田谷公園」です。池尻にある都市公園で、その名前からしても世田谷を代表する公園の一つと言えます。10位ではありますが、それでも東京ドーム約1.7倍近くの面積を持ちます。公園の中心には大きな噴水があり、遊具だけでなくミニSLやプールなど施設も充実しているため、遊び場スポットとしての人気も高い公園です。ポケモンGOのリリース時には、ポケモンの巣として多くの人が集まり話題にもなりました。

住所: 東京都世田谷区池尻1-5-27
面積: 7万8,957.18平方メートル
開園日: 昭和34年8月22日
種類/用地: 地区公園 / 国有地譲受
詳細:

9位: 羽根木公園

「羽根木公園」は、小田急小田原線・梅ヶ丘駅の北側にある都市公園です。トップ10に入る公園は鉄道駅からは離れているものが多い中、駅から徒歩5分ほどの場所にあり、鉄道での利便性は高い公園です。多数の梅の木があることから毎年梅まつりも行われており、梅丘図書館や2つの茶室もあるなど、文化的な公園でもあります。

住所: 東京都世田谷区代田4-38-52
面積: 7万9,650.71平方メートル
開園日: 昭和31年10月1日
種類/用地: 地区公園 / 都有地譲受など
詳細:

8位: 蘆花恒春園

蘆花恒春園記念館
8位には都立公園の「蘆花恒春園」が入ります。明治・大正の文豪徳冨蘆花の旧宅や庭園を中心とした公園で、蘆花旧宅の他にも児童公園やドッグランなどもあり、一般的には芦花公園の名前でも知られています。

住所: 東京都世田谷区粕谷1-20-1
面積: 8万304.43平方メートル
開園日: 昭和13年2月27日
詳細: 蘆花恒春園

7位: 祖師谷公園

7位にも都立公園が続きます。「祖師谷公園」は現在も開発計画が続いている公園であり、当初の計画面積だけであれば今の約5倍の広さを持ちますが、拡張計画は長年にわたり停滞しています。園内には仙川も流れており、テニスコートや芝生広場、遊具広場などが位置しています。また、公園から少し南に行った場所には、公園本体から飛び地となっているもののみんなの森が整備されており、住宅街の中の緑の広場として活用されています。

住所: 東京都世田谷区上祖師谷3-22-19
面積: 9万2,579.72平方メートル
開園日: 昭和50年6月1日
詳細: 祖師谷公園

6位: 大蔵運動公園

6位には世田谷を代表する運動公園がランクインしています。「大蔵運動公園」は砧公園に隣接し、体育館や陸上競技場から、屋外プール、温水プールまで備えられている総合運動場であり、区内の運動公園の中では最大の面積を持ちます。区で行う様々な陸上競技会の会場にもなっている他、運動施設以外にも、SLが展示されていたりアスレチック広場もあるなど、遊び場としても楽しめる公園です。

住所: 東京都世田谷区大蔵4-6-1
面積: 11万2,816.44平方メートル
開園日: 昭和42年7月1日
種類/用地: 運動公園 / 都有地譲受など
詳細:

5位: 多摩川遊園

5位には多摩川河川敷の公園が入ります。「多摩川遊園」は、第三京浜・多摩川橋近くの河川敷に広がる緑地です。施設としては少年野球場が1面あるぐらいで広大な緑地が広がっており、ゆっくりと散歩でもしたいときにはもってこいの公園でしょうか。

住所: 東京都世田谷区玉堤2-1-1
面積: 11万7,152.24平方メートル
開園日: 昭和51年5月31日
種類/用地: 風致公園 / 河川占有
詳細:

4位: 多摩川二子橋公園

4位にも多摩川河川敷の公園が続きます。多摩川遊園から下流側に行った場所にある「多摩川二子橋公園」は、まさに河川敷に広がる緑の広場というイメージに近い公園ですが、広い敷地の中には、野球場4面、少年野球場3面、サッカー場2面、少年サッカー場3面などのスポーツ施設もあり、少年スポーツクラブの練習も良く行われています。夏の恒例イベントたまがわ花火大会の打ち上げ会場は、公園に隣接する二子玉川緑地運動場です。

住所: 東京都世田谷区鎌田1丁目、2丁目
面積: 17万5,908.00平方メートル
開園日: 昭和45年6月1日
種類/用地: 運動公園 / 河川占有
詳細:

3位: 馬事公苑

いよいよトップ3です。3位にくるのは、少し珍しい馬の公園「馬事公苑」です。約100頭の馬が繁用されており、国内最大級の屋内馬場や1964年の東京オリンピックのために作られたグラスアリーナ、毎週のように馬術競技会が開催されているメインアリーナなど、他にはない充実した馬術施設を持ち、放牧中の馬は間近で見ることもできます。他にも日本庭園や花畑、遊具広場などもあり、馬だけではない公園としての楽しみもあります。2020年の東京オリンピックの馬術会場にも選ばれており、今後改修工事に入る予定です。

住所: 東京都世田谷区上用賀2-1-1
面積: 18万5,576.38平方メートル
開園日: 昭和15年9月29日
詳細:

2位: 砧公園

砧公園芝生の広場
1、2位には都立公園が続きます。「砧公園」は、広大な芝生が広がり川も流れるなど、緑と自然豊かな公園であり、多くの桜の木もあることから、春には花見スポットとしても知られています。サイクリング用の道路も整備されておりウォーキングやランニングをしている人も良く見かけ、園内には世田谷美術館もあるなど、区民の憩いのスポットとなっています。トップ2の都立公園は3位以下の公園に比べて面積が倍以上と、この二つがとびぬけて大きい公園となっています。

住所: 東京都世田谷区砧公園1-1
面積: 39万1,777.35平方メートル
開園日: 昭和32年4月1日
詳細: 砧公園の詳細

1位: 駒沢オリンピック公園

駒沢オリンピック公園
公園の面積でみた場合、世田谷区内で最も広い公園は都立の「駒沢オリンピック公園」となり、10位の世田谷公園に比べると5倍以上の広さとなります。但し、駒沢オリンピック公園は、東側の一部が目黒区内に入っているため、単純に世田谷区内だけの面積で見た場合は、砧公園のほうが広くなるとみられます。東京オリンピックの第2会場だった園内には、現在も陸上競技場や体育館など様々なスポーツ施設が集まり、スポーツイベントも多く開催されています。3箇所の児童公園やドッグランなど、スポーツ施設以外にも見どころがたくさんです。

住所: 東京都世田谷区駒沢公園1-1
面積: 41万3573.09平方メートル
開園日: 昭和39年12月1日
詳細: 駒沢オリンピック公園の詳細

これで、世田谷区の面積が広い公園トップ10の紹介は終わりです。公園のいいところは何といっても無料で楽しむことができるところ。一度は足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

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