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世田谷をより良く知ることができるおすすめ本10冊+番外編

公開日:2020年5月19日

世田谷の本

世田谷に関する本も多く出版されていますが、出版年が比較的新しいものの中から、世田谷区での生活に役立つ情報が詰まった本を中心に、おすすめ本を選別しました。

※本記事には、アフィリエイト広告のリンクが含まれています。

1. 世田谷ライフmagazine

世田谷にある出版社エイ出版社が発行していた雑誌で、‎エイ出版社の民事再生手続き後は、EDITORSが発行しています。「世田谷ライフ」として20年以上続くライフスタイル情報誌で、世田谷に関する本としては最も知られたものではないでしょうか。

発行は、1、4、7、10月の年4回行われ、2024年10月25日に発売された2024年12月版が第91号となります。

各号では、それぞれ特集する地域が選ばれ、グルメ情報を中心に紹介されています。最新号を買うのもいいですが、自分が気になる地域のバックナンバーを選んで買う人も多くなっています。※但し‎ エイ出版社の民事再生手続き後は、エイ出版時代の出版物は取り扱いが停止されたため、ムック形式のバックナンバーは入手が難しくなっています。

書籍名
世田谷ライフmagazine No.80
出版社
ヘリテージ
著者/編者
世田谷ライフマガジン編集部
発売日
2022年1月27日
価格
900円+税
形態
雑誌

2. 世田谷ライフの別冊・特別編集シリーズ

世田谷ライフマガジン編集部による「世田谷ライフ別冊」もこれまで多く出ています。「ベストオブ世田谷」「世田谷散歩」「世田谷ランチ&ディナー」「世田谷の家づくり」「歩く世田谷」などが出版されていますが、残念ながらいずれも出版から既に時間がたっており、最近はあまり発売されていません。

そんな中から最近に出版された2冊を紹介します。なおこちらも‎エイ出版社の民事再生法手続きに伴い、電子版以外は入手が難しくなっています。

世田谷レストラン 最強ガイド

「世田谷ライフ特別編集」として、2020年11月に発売されました。

数多くの飲食店がある世田谷ですが、「世田谷ライフが選んだ名店」として、132軒のお店が紹介されています。

「秘密のセタグルメ」「この店が、この街へ誘う。」「世田谷美食Selection」「SETAGAYA RESTAURANT MAP」などのコンテンツから構成され、食のジャンル毎におすすめのお店を探すことが出来ます。

書籍名
世田谷レストラン 最強ガイド
出版社
枻出版社
著者/編者
世田谷ライフマガジン編集部
発売日
2020年11月30日
価格
819円+税
形態
雑誌 / 125ページ
ISBN
978-4777960446

世田谷パン図鑑

「世田谷ライフ特別編集」として、2019年10月に発売されました。

毎年10月には「世田谷パン祭り」が開催され、“パンの街”として知られる世田谷。そんな世田谷の“おすすめパン ” や、有名店、地域の老舗店などが一冊にまとめて紹介されています。

おすすめのお店は、世田谷区内にある全ての駅から選ばれており、近くのパン屋さん探しから、新たな名店発見まで、いろいろと活躍しそうです。

書籍名
世田谷パン図鑑
出版社
枻出版社
著者/編者
世田谷ライフマガジン編集部
発売日
2019年10月3日
価格
900円+税
形態
ムック / 123ページ
ISBN
978-4-7779-5723-1

3. 世田谷本

こちらもエイ出版社による本ですが、世田谷ライフではなく、大人の旅行ガイドブック「トリコガイド」シリーズを手がけいる編集部による“世田谷を愛する街ラブ本”です。

グルメ情報を中心に、おすすめの散策コースや、エリアマップなども掲載されています。

かつての世田谷ライフ別冊にあった「ベストオブ世田谷」(2010年11月発行)の最新版といえるかもしれませんが、「世田谷本」も発行は2015年8月と、若干古い情報であることは注意が必要です。

書籍名
世田谷本
出版社
枻出版社
著者/編者
トリコガイド編集部
発売日
2015年7月25日
価格
925円+税
形態
ムック / 128ページ
ISBN
978-4-7779-3699-1

4. 東京都 区分地図 世田谷区

まっぷるなどを発行している、“地図とガイドブック”の昭文社による地図です。

1:15,000の縮尺で、世田谷区の全域が1枚の地図に収められています。とりあえず世田谷全域の地図がほしい、となった場合はおすすめの1冊です。

車を運転していると迷ってしまうことも多い世田谷ですが、 ざっくりと位置関係を把握したいときなどは、1枚の地図で見ると把握がしやすくなります。災害時避難所マップと町名施設索引も付いています。

書籍名
区分地図 東京都 12 世田谷区
出版社
昭文社
著者/編者
昭文社 地図 編集部
発売日
2015年2月27日
価格
1000円+税
形態
ISBN
978-4-3988-0562-1

5. 世田谷線沿線の本

関西地域を中心とした都市情報や旅行ガイドなどを発行している京阪神エルマガジン社による本です。

世田谷線・全10駅の沿線のガイドとして、駅ごとのおすすめスポットやちょっと立ち寄りたいお店などを紹介しています。

都内では2カ所だけとなった路面電車としても人気を集める世田谷線ですが、地元民だけでなく、散歩ガイドとしても使える1冊です。

書籍名
世田谷線沿線の本
出版社
京阪神エルマガジン社
著者/編者
京阪神エルマガジン社
発売日
2017年11月28日
価格
1000円+税
形態
ムック / 112ページ
ISBN
978-4-8743-5558-9

6. Hanakoシリーズ

an・anなどを出版しているマガジンハウスが発行している首都圏のライフスタイル誌です。

対象は世田谷だけではない雑誌ですが、世田谷の各地域を取り上げた号も多数あります。

世田谷ライフのように、自分の気になる地域の号だけ購入すると言った使い方が出来そうです。また、姉妹誌のような存在にトラベル情報誌「Hanako CITYGUIDE」があり、こちらでも世田谷の各地域を取り上げています。

以下に何冊か、世田谷区内が取り上げられた号を紹介します。

  • Hanako(ハナコ) 2016年 10/27 号[自由が丘 二子玉川]
  • Hanako (ハナコ) 2017年 10月26日号 No.1143[ずっと、ここにいたい 自由が丘 中目黒・三軒茶屋]
  • Hanako CITYGUIDE 気になる、自由が丘。
  • Hanako CITYGUIDE ほっとする、二子玉川。
  • Hanako CITYGUIDE 自由が丘 百科事典。

7. 三軒茶屋謎解き本

世田谷ライフのエイ出版社が宝探し事業を展開しているタカラッシュと共同で出版した「体験型街歩きガイドブック」です。

ガイドブックと謎ときキットの2冊構成となっており、ガイドブックは謎ときの“謎”をテーマとして、 人気店や話題店などの情報を紹介。謎ときBOOKは、実際に持ち歩きながら謎ときに挑戦できます。

謎ときに挑戦して街歩きをしながら、ガイドブックの気になったお店に立ち寄る、そんな新しい使い方ができそうな1冊です。

書籍名
三軒茶屋謎解き本
出版社
枻出版社
著者/編者
枻出版社
発売日
2019年4月22日
価格
1800円+税
形態
ムック / 81ページ
ISBN
978-4-7779-5503-9

8. 世田谷区の100年

こちらは他の本とは違い手軽に購入できる本ではないですが、地域の写真集を多数出しているいき出版が、2020年1月に限定2000部で発売した本です。9,990円とお値段も高くなっています。

600枚の個人所蔵のオリジナル写真を厳選して、地元の専門家が当時の解説付きで紹介しており、まさにこの本でしか得られない情報となっています。

発売当初は、玉川高島屋S・Cの紀伊國屋書店で特設コーナーが設けられ紹介されていたりもしましたが、購入歩方法は、基本的には書店での注文のみとなります。

書籍名
写真が語る世田谷区の100年
出版社
いき出版
著者/編者
いき出版
発売日
2020年1月31日
価格
9082円+税
形態
A4判大型上製本 / 280ページ
ISBN
978-4-86672-044-9

9. 世田谷区が紹介している書籍

世田谷区が、「世田谷の街しらべの参考になる刊行物」として紹介している、区刊行の書籍があります。ただ残念なことに多くは出版から年月がたってしまっていますが、世田谷の「街作り」について知りたい場合は、参考になる書籍です。

刊行物の閲覧と購入は、世田谷区民会館内の区政情報センターおよび、各総合支所の区政情報コーナーで可能です。

「せたがや」街並み図鑑

世田谷の都市計画を知ることができる1冊です。主には写真で構成されており、“新感覚の街歩きガイド”ともなっています。

その他の区刊行物

  • せたがやの街を読む 2008年1月発行 / 275円+税 2006(平成18)年度に行われた「土地利用現況調査」を元にして、街の姿を紹介しています。
  • 商店街の時間  2006年発行(2009年4月改定) / 495円+税 昭和30年頃からの世田谷の商店街の移り変わりを絵本で紹介しています。
  • 世田谷の土地利用2016 2018年5月発行 / 1,320円+税 5年に1度行われる「土地利用現況調査」の2016(平成28)年度実施結果の最新版です。
  • 世田谷区都市計画図(平成31年4月、1,045円+税)、世田谷区都市整備方針(平成27年4月、1,870円)、世田谷区都市整備方針第一部「都市整備の基本方針」(平成26年4月、880円)、世田谷区都市整備方針第二部「地域整備方針」(平成27年4月、990円)、都市計画概要2003世田谷のまちづくり(平成15年3月、1,045円)、都市復興プログラム改訂版(平成18年3月、935円)など。

10. 世田谷トラストまちづくり発行の本

世田谷トラストまちづくりは、世田谷の街並みとみどり等を保存し、次世代に伝えていくために活動をしている一般財団法人です。

世田谷の自然や歴史をテーマにした書籍をいくつか発行しており、新たな世田谷の一面を発見するには面白い書籍となっています。

購入は、世田谷トラストまちづくりの事務所、成城のビジターセンターの他、ファックスとE-mailによる通信販売も行っています。

    • <li
>国分寺崖線散策マップ [改訂版
    ] 1,000円 区内の国分寺崖線の情報が盛り込まれたイラストマップです。
  • 世田谷の近代建築 発見ガイド 500円 世田谷の近代建築の見方や代表的なまちの成り立ちがわかりやすくまとめられています。
  • キーバード(野鳥シール付き) ミニ野鳥図鑑(野鳥66種) 200円 区内で観察できる身近な野鳥66種が紹介されています。
  • 成城みどりのスタイルブック 500円 みどりが多く残る成城のまちですが、その成城で見ることができるみどりの事例が紹介されています。
 
 

その他参考になりそうな書籍

上で紹介した10件以外にも、世田谷に書かれた内容が多い本をいくつか紹介します。

■ 駒澤ライフ

世田谷ライフマガジン編集部が駒澤大学の協力を得て、「駒沢」エリアに焦点を絞って編集した雑誌です。

駒澤大学でのキャンパスライフを中心にしながら、駒沢の街のお店や遊び場など、駒沢エリアで生活する人にも役立つ情報が詰め込まれています。

2018年4月に発売されて以来、毎年4月に発行されており、最新刊は駒澤ライフ2021となります。

■ 田園都市生活

世田谷ライフの エイ出版社が発行している雑誌です。東急田園都市線沿線の生活情報に焦点を当てているため、世田谷区だけの情報ではないですが、田園都市線の約1/4の駅がある世田谷の情報も多く掲載されています。

発行は不定期となっており、最近は1年に1冊程度の発売となっています。

■ 東京カレンダー

東京カレンダー が発行している月刊誌です。こちらも世田谷に特化した雑誌ではないですが、飲食店などを中心に“大人”の東京の楽しみ方を紹介しており、世田谷のお店が取り上げられることも多くなっています。

■ 発掘写真で訪ねる世田谷区古地図散歩~明治・大正・昭和の街角~

1889年に発足した東京市から130周年記念となる2019年に出版されました。フォト・パブリッシングが発行している古地図散歩シリーズでは、墨田区・江東区、大田区に続く1冊 です。明治、大正、昭和の世田谷の街並みを「時空散歩」で楽しめます。

■ 今よみがえる玉電の時代と世田谷の街

世田谷初の鉄道である玉川電気鉄道は、その後東急玉川線(および支線の砧線など)となり、長年にわたり世田谷区民の足として利用されてきましたが、1969年に現在の世田谷線の区間を残して廃止となりました。そんな玉電時代の本はいくつか出版されており、その中の1冊です。玉電や1960年代の沿線の街並みを、懐かしい写真で振り返る写真集となっています。

■ 成城映画散歩:あの名画も、この傑作も、みな東宝映画誕生の地・成城で撮られた

世田谷区成城には、日本を代表する映画スタジオの一つ「東宝スタジオ」があり、数々の名作映画が生み出されてきました。そんな映画の魅力に取りつかれて、撮影所近くの成城大学に進学、その後、成城学園に勤務しながら「映画の中の成城」を見つけることをライフワークにしてきた著者による1冊です。「時をかける少女」で知られ2020年4月に亡くなった大林宣彦監督からの寄稿もあります。

■ 東京商店街さんぽ VOL.4 東京23区城南エリア

秀和システムの見知らんジャパン研究室によるシリーズ本の第4弾です。東京23区を城北・城東・城西・城南の4つに分けて、魅力的な地域の商店街の新しい歩き方を提案しています。城南エリアでは、世田谷区のほかに、目黒・品川・港・大田区が収録されています。

■ 世田谷あるある

ちょっとした雑学のような感じで一気に読める1冊です。世田谷区のあるあるが203個収録されています。

番外編

区が刊行している区史編纂事業による刊行物や、無料の紹介冊子も世田谷をより知るには役立つ資料となります。

区制85周年記念「世田谷往古未今」

区制85周年を契機に、2017年から編纂が始まった最新の区史がまとめられた1冊です。2018年10月に発行され、区政情報センターや郷土資料館、世田谷美術館、世田谷文学館などで1冊1,100円(税込)にて販売されています。

なお、多数の誤字などがあったことから指摘が相次ぎ、2019年4月に改訂版が出ています。

区関連団体による無料の冊子

以下では、区や区の関連団体が発行している無料の冊子の一部を紹介します。多くはPDFでのダウンロードも可能なため、合わせてダウンロードリンクも紹介します。

■世田谷プラット

世田谷まちなか観光交流協会・公益財団法人世田谷区産業振興公社が発行している観光情報誌です。

PDF世田谷プラットのダウンロード

■せたがや風景MAP

区内に86箇所ある地域風景資産のうち、85箇所の場所が紹介されています。

PDF世田谷ふうけいMAP(表面)

PDF世田谷ふうけいMAP(裏面)

■せたがや文化マップ

多彩な文化・芸術遺産がある世田谷区ですが、そんな魅力を14のコースに分けて紹介しています。2020年4月の改訂版(vol.4)が出ており、合わせて、英語・中国語・韓国語の多言語版も用意されています。

PDFせたがや文化マップ(日本語版)

■ せたがや花マップ

区内にある様々な花のスポットがまとめられているマップです。

PDFせたがや花マップ(おもて)

PDFせたがや花マップ(うら)

■ 世田谷みやげ

世田谷にゆかりのあるお店から選ばれている「世田谷みやげ」、2006年に始まり、毎年最新版が発表されています。冊子が無料配布されているほか、ホームページでも公開されています。

■ 世田谷区全図

区が配布している地図で、区の施設や避難場所、鉄道・バスの路線図が掲載されています。1世帯につき1部が無料配布されており、くみん窓口や出張所、まちづくりセンターなどで受け取ることができます。なお、1部100円で販売もされています。

■ せたがや便利帳2019

区での手続きや暮らしに役立つ情報が1冊にまとめられており、転入手続きの時などにもらえます。また希望すれば、こちらも1世帯に1部無料で、くみん窓口や出張所、まちづくりセンターなどで受け取れます。区のホームページでは、各ページごとにPDF版も公開されています。

■ 区報「せたがや」

区のお知らせ「せたがや」は、毎月1、15、25日に新聞折込などで配布されています。新聞をとっていない場合でも、区に申し込むことで戸別配布もしてもらえます(無料)。区のホームページでも最新号が公開されています。

■ せたがやガイドブック(観光冊子)

区が発行する英語版の観光冊子「Setagaya Guide Book」の日本語版として発行された冊子です。インバウンド観光向けに作られた冊子ですが、食や歴史文化、芸術などがテーマごとに紹介されています。

PDFせたがやガイドブック

 

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