世田谷区の防災・災害時のお役たちリンク集
ゲリラ豪雨や地震、大型台風など、自然災害はいつ発生するかわからないものです。災害には、日ごろからの備えも重要となります。そんな準備のためにも役立つ、世田谷区内での防災・災害時の情報を一覧で紹介しています。
大規模災害時の避難について
災害時には、避難の必要が出てくるときもあり、日ごろから自宅近くの避難場所を確認しておくことは重要です。世田谷区では避難すべき時として、以下の3つを紹介しています。
(1) 区や、防災関係機関の避難勧告や指示があった時
(2) 避難の指示がなくても、防災区民組織などが避難の必要があると判断した時や、自主的に避難の必要があると判断した時
(3) 周辺地域に火災が発生し、延焼の危険がある時
避難場所は3段階設けられており、a) 一時(いっとき)集合所 -> b) 広域避難場所 -> c) 避難所 の順で避難することになります。
一時集合所
自宅が危険な状況になったときなどに、危険を避けるため一時的に集合する場所です。町会・自治会が、地域の公園や広場、学校などを指定しています。
広域避難場所
火災の延焼などにより自宅や一時集合所が危険になった場合の避難場所です。公園や大学、高校など区内24カ所が指定されています。
避難所
自宅に住むことが難しいような状況や、二次災害を受ける可能性が場合に、一時的に生活をするための施設となります。区内の小中学校90箇所が指定されています。
世田谷区による防災・ハザードマップ
自宅がある場所の自然災害の危険度を知っておくことも防災につながります。世田谷区が公開しているハザードマップでは、そのような情報を得ることが出来ます。
世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ
世田谷区では、浸水が予想される地域とその程度、避難所などをまとめた「世田谷区洪水ハザードマップ」を作成しており、元々は多摩川版と全区版が存在していました。多摩川版は国土交通省京浜河川事務所の情報を元に、全区版は東京都と都内中小河川流域の区市町村で構成する「都市型水害対策連絡会」の情報を元に作成されていました。
2020年に世田谷区洪水ハザードマップ(全区版)の元情報である東京都の「城南地区河川流域浸水予想区域図」と「野川、仙川、谷沢川及び丸子川流域浸水予想区域図」が改定されたことを受け、2020年9月に区のハザードマップも更新され、名称も「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ」と変更して最新版が公開されました。
洪水・内水氾濫ハザードマップ(多摩川洪水版、内水氾濫・中小河川洪水版共通項目)
洪水・内水氾濫ハザードマップ(内水氾濫・中小河川洪水版)(旧全区版)
洪水・内水氾濫ハザードマップ(多摩川洪水版)
世田谷区地震防災マップ
世田谷区では、地震が発生した時の揺れやすさと地域別の危険度をまとめたマップを作成しています。
「揺れやすさマップ」は、区内を震源としてマグニチュード6.9・震源の深さおよそ10キロメートルの直下型地震が発生したと想定した場合の、区内の各地域の揺れやすさを、どの程度の震度になるかで示しています。
「地域の危険度マップ」は、「揺れやすさマップ」の強さの揺れが発生した場合に、どの程度の建物被害が発生するかを示したもので、1~5の危険度に分けて、建物の被害を表しています。
区内でも住む場所によって揺れや危険度が変わってくるため、自分が住んでいる場所の状況がどうなっているかを把握することで、建物の耐震化や家具の転倒防止などに備えることが出来ます。
なお、このマップは参考データとしては2004年に作れたもので、ホームページ以外では配布などは行われていません。゜
世田谷区土砂災害ハザードマップ
世田谷区では、「土砂災害防止法」に基づいて、東京都より区内の一部が、土砂災害の恐れがある「土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域」に指定されています(区内に約100カ所)。土砂災害ハザードマップでは、その警戒区域および、避難所が地図に示されており、区域の概要や関連情報の入手方法なども掲載されています。
防災マニュアル
自治体では、防災に備えた「マニュアル」も作成しているため、予め確認しておくことで、いざというときに備えることが出来ます。
世田谷区「区民行動マニュアル」
大地震が発生した場合などを想定し、災害時に取るべき行動手引きとして世田谷区が作成したマニュアルです。「災害時区民行動マニュアル」「「災害時区民行動マニュアル・マップ版」があり、また、携帯用となった、「防災カード」もあり、区役所、総合支所、出張所、まちづくりセンターで配布されています。
●世田谷区防災マップアプリ
「災害時区民行動マニュアルマップ版」のスマホアプリです。
災害時帰宅困難者ハンドブック
災害時に外出している人の中で、公共交通機関の停止により帰宅できず、徒歩による帰宅も困難な「帰宅困難者」。事業所での備えも含めて日頃から備えておくべき内容がまとめられています。
その他の防災マニュアル
消防庁や東京都でも、防災情報・マニュアルが公開されています。
●消防庁「防災マニュアル」
●東京都防災ホームページ
●東京都防災マップ
災害時の情報収集
世田谷区では、災害時の情報収集方法として複数の手段を提供しています。
防災無線
区内189カ所に防災無線が設置されており、「全国瞬時警報システムによる緊急情報を受信」「震度5弱以上の地震が起こった」ときなどに放送が流れます。防災無線はバッテリー内蔵となっており、停電しても72時間は動作します。また、防災無線電話応答サービス(03-5481-4701)も提供されており、24時間以内に防災無線で流れた内容を電話で聞くことが出来ます。
高所カメラ
三軒茶屋にあるキャロットタワーの屋上、地上120メートルに設置されている高所カメラからの映像が公開されています。
世田谷区防災気象情報
世田谷区が、気象情報会社と契約して提供している地域に特化した気象情報です。区内の気象情報が、「三軒茶屋・下北沢・経堂」「二子玉川・等々力」「成城」「烏山」の4地域に分かれたピンポイントで確認出来ます。
災害情報テレホンサービス
大雨などにより災害が発生する可能性がある場合や、実際に災害が発生した場合に、「世田谷区内の気象情報」「世田谷区内の河川水位の状況」「その他、災害時の緊急なお知らせ」などを、電話で聞くことが出来ます。
災害・防犯情報メール配信サービス
23区内で震度3以上の地震が発生した場合や、世田谷区内で大雨・洪水・大雪の警報などが発表された場合、地域の防犯に関する情報、区内の河川の水位が基準値を超えた場合、災害時の緊急なお知らせなどをメールで配信するサービスです。
雨量・水位情報
区内の雨量・水位情報が紹介されており、区内6箇所の橋に設置された河川ライブカメラの映像も見ることができます。
世田谷区危機管理室Twitter
世田谷区危機管理室の公式Twitterアカウントでは、防犯や防災情報を中心に情報発信が行われており、区からの最新危機管理情報を取得することが出来ます。
ラジオ
世田谷のラジオ局「エフエム世田谷」(83.4MHz)は、非常時・災害時の情報伝達機関としても機能します。災害時には、区の避難情報や開設避難所などを聞くことが出来ます。
災害に備えたお役立ちリンク集
区が提供する情報以外のもので、災害時に備えて知っておくと役立つ情報です。
警報・注意報・気象情報
気象庁が発表している区内の気象情報や警報・注意報情報です。
世田谷区内の公衆電話設置場所
災害時に通信制限がかかった場合でも、優先して使用可能な公衆電話の場所は、普段から把握しておくといざというときに役立ちます。
災害時給水ステーション
災害時に断水した場合などに、水槽内に確保している水道水を配布する拠点となるため、住まいから半径2kmの距離内に1カ所を基準として東京都水道局が設置しています。
停電情報
東京電力が公開している世田谷区内での停電発生状況です。現在の発生状況や復旧の見込みなどを知ることが出来ます。
断水・濁水情報
東京都水道局が公開している断水情報です。