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志村ふくみ――母衣(ぼろ)への回帰

公開日:2016年9月10日

日時
2016年09月10日 - 2016年11月06日
10:00 - 18:00

場所
世田谷美術館

カテゴリー


世田谷美術館で定期的に入れ替えで開催されている「企画展」、今回は、90歳を超えてなお現役の染織家として活躍している人間国宝・志村ふくみの作品展です。

志村ふくみの活動歴は約60年に及び、これまで紫綬褒章、文化功労者、文化勲章などを受賞し、1990年には紬織の人間国宝(重要無形文化財保持者)にも認定されるなど、国際的にも高い評価を得ています。

今回の展示は、2016年2月2日~3月31日に京都国立近代美術館、4月12日~5月29日に沖縄県立博物館・美術館で開催された巡回展の最終回となり、京都に工房を構えて活動している志村ふくみの作品が東京で本格的に展示されるのは初めてのこととなります。

展示構成は最新作から初期の作品や原点ともいえる作品群へさかのぼっていく形で組まれており、代表作はもちろん、最新作まで含めた60年間の活動での作品が一堂に集まります。構成は、「1.未来への祈り―母衣曼荼羅と十二の色」「2.代表作で辿る 60 年の歩み 1).琵琶湖シリーズ 2).文学の世界 3).一色一生」「3.原点を想う(出逢いに導かれて)」となっています。

さらには、世田谷美術館会場のための新作2点も発表され、特別展示としてゲーテやシュタイナーの色彩論につながるコーナーも設けられます。会期中は大幅な展示替えが予定されており、前期が9月10日~10月10日、後期が10月12日~11月6日となり、リピーター割引も設定されています。

また関連企画として、講演会「炎の霊性――志村ふくみと色彩の詩学」(講師:若松英輔)、志村ふくみが20歳の時に書き下ろした物語の朗読と笠井叡の新作舞踏のコラボレーション「美紗姫物語」、草木染体験ワークショップ「セタビで染めるオオクヌギ150年の色」、子ども × 大人ワークショップ「しむらのいろ―草木から生まれる色の世界」、100 円ワークショップなども開催されます。最新情報は世田谷美術館のホームページで確認してください。

名称 志村ふくみ――母衣(ぼろ)への回帰
日付 2016年09月10日 - 2016年11月06日
時間 10:00 - 18:00 ※毎週月曜日は休館日(祝日の場合は翌火曜日)
場所 世田谷美術館
料金 一般1000円、65歳以上800円、大高生800円、中小生500円。団体割引等あり。
公式URL 公式ホームページはこちら
主催 世田谷美術館、京都国立近代美術館
お問い合わせ先 世田谷美術館(電話: 03-5777-8600)

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