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清川泰次の写真 ――その時代とまなざし

公開日:2025年4月1日

日時
2025年04月01日 - 2025年09月07日
10:00 - 18:00

場所
清川泰次記念ギャラリー

カテゴリー


清川泰次記念ギャラリーの2025年度第1期展覧会です。

抽象絵画の道を切り拓いた画家・清川泰次(1919–2000)は、油彩と並行して写真にも深い関心を寄せていました。

慶應義塾大学在学中、写真部に所属していた清川は、ライカやイコフレックスなどのカメラで、故郷・浜松や東京の街並み、旅先の風景、家族や友人たちの日常を記録しています。残されたフィルムは5,000点以上にのぼり、撮影技法に関するノートやカメラに関する資料も多数。写真への真摯な取り組みが伺えます。

1950年代にはアメリカ、ヨーロッパ、アジアを訪れ、各地の情景も撮影。まだ普及していなかったカラーフィルムによる鮮やかな写真は、子ども向けの学習誌に紹介されるなど、記録としても活用されました。また、雑誌『アサヒカメラ』(1955年2月号)では、清川がパリで撮影した画家・藤田嗣治のアトリエの写真が表紙を飾りました。

清川は写真家としての活動をしていたわけではありませんが、彼の写真は、昭和の記憶を映し出す貴重なドキュメントであり、ひとりの表現者としての視点が感じられる作品群でもあります。

今回の展覧会では、清川の写真を、これまで開催された展覧会の内容や時代背景と照らし合わせながら、今あらためてその価値を見つめ直すものとなります。

画家として、ひとりの観察者としての清川泰次のまなざしを、会場で体感できます。

名称 清川泰次の写真 ――その時代とまなざし
日付 2025年04月01日 - 2025年09月07日
時間 10:00 - 18:00 毎週月曜日は休館 ※ただし祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館。5月5日(月・祝)、5月6日(火・振休)、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館、   5月7日(水)、7月22日(火)、8月12日(火)は休館。
場所 清川泰次記念ギャラリー
料金 一般 200円 / 大高生 150円 / 65歳以上、中小生、障害者 100円 / ※小・中学生は土、日、祝・休日および夏休み期間は無料
公式URL 公式ホームページはこちら
主催 世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラリー
お問い合わせ先 世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラリー(電話: 03-3416-1202)

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