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月に吠えよ、萩原朔太郎展

公開日:2022年10月1日

日時
2022年10月01日 - 2023年02月05日
10:00 - 18:00

場所
世田谷文学館

カテゴリー


日本の近代詩を代表する詩人であり、晩年を世田谷で過ごした萩原朔太郎(1886 – 1942)に焦点をあてた世田谷文学館での企画展です。没後80年を記念して全国52館の施設で横断的に開催されている「萩原朔太郎大全2022」の一環として、開催されます。

朔太郎は、1886年群馬県に生まれました。1917年に口語自由詩を確立した詩集『月に吠える』を刊行。主な著作に詩集『青猫』『純情小曲集』『氷島』、アフォリズム集『新らしき欲情』、詩論『詩の原理』、評論『日本への回帰』、短編小説『猫町』などを持ちます。世田谷には1931年、下北沢へと移住しており、1933年には自ら設計して代田に家を建て、ここで亡くなるまでの晩年を過ごしました。

『月に吠える』の序文で、「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である」と記した朔太郎。その詩は、世代や立場の違いなど、1人1人が孤立を余儀なくされている現代の私たちにも鋭く、強く迫るものです。一方で朔太郎は続けて、人間同士に共通するものを発見するとき「我々はもはや永久に孤独ではない」とも記しています。

今回の展示では、生活のすべてを詩に捧げた朔太郎が、孤独の先に見たものに迫ります。展覧会では、4つの見どこを用意。

「1 生み出される詩」では、朔太郎の原稿やノートなどから、詩の創作過程に迫ります。「2 さまざまな表現」では、音楽や絵、デザイン、写真など朔太郎の多彩な表現を紹介。「3 描かれた詩」では、現代の美術・漫画家たちが描いた朔太郎作品や、肖像作品を展示。「4 詩を体感する」では、視覚的な会場デザイン、自分で詩を作る体験型インスタレーション、オートマタ作品などを通して詩の世界が実際に体感できる展示となります。

また関連イベントとして、講演会が予定されています。1階のフリースペースには、「猫町ラビリンス」(参加無料、12月17日~)として、小さな子どもも短編小説『猫町』の世界観を楽しめるダンボール迷路も登場します。

名称 月に吠えよ、萩原朔太郎展
日付 2022年10月01日 - 2023年02月05日
時間 10:00 - 18:00 毎週月曜日は休館(月曜が祝日の場合は翌平日休館)、年末年始(2022年12月29日~2023年1月3日)は休館。
場所 世田谷文学館
料金 無料
公式URL 公式ホームページはこちら
主催 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
お問い合わせ先 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館

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