宮本三郎 部屋のなかで ―人物と静物をめぐって
日時
2025年04月01日 - 2025年09月07日
10:00 - 18:00
場所
宮本三郎記念美術館
カテゴリー
洋画家・宮本三郎(1905–1974)は、その生涯を通じて「人物」を描くことに情熱を注ぎました。中でも室内を舞台にした人物表現は、宮本の画業の中で特に重要な位置を占めています。アンリ・マティスの影響を感じさせる装飾的な構成に対し、人物の存在感が拮抗することで生まれる独特の緊張感――それが、宮本作品の大きな魅力のひとつです。
奥沢の自宅アトリエでは、プロのモデルを前に何度もデッサンを重ねて練り上げた作品が生み出されました。一方、疎開先である石川県では、家族や身近な人々をモチーフに、親しみあふれる室内風景を描いています。時代や場所によって画風を変化させながらも、常に対象を見つめる鋭いまなざしが、作品に一貫した深みを与えています。
今回の展示では、室内空間の描写や小道具として登場するモティーフにも注目しながら、宮本が追求した人体表現と人物像の魅力を探ります。また、人物画にとどまらず、静物画においても発揮された卓越した描写力にも注目です。花器や果物、魚介類などを題材にした作品からは、対象の本質を捉える宮本の繊細な感性が感じられます。
人物と静物の双方から、宮本三郎の描く「生」のかたちを観覧できます。
名称 | 宮本三郎 部屋のなかで ―人物と静物をめぐって |
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日付 | 2025年04月01日 - 2025年09月07日 |
時間 | 10:00 - 18:00 ※毎週月曜日は休館 ※ただし祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館。5月5日(月・祝)、5月6日(火・振休)、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館、5月7日(水)、7月22日(火)、8月12日(火)は休館。 |
場所 | 宮本三郎記念美術館 |
料金 | 一般 200円 / 大高生 150円 / 65歳以上、中小生、障害者 100円 / ※小・中学生は土、日、祝・休日および夏休み期間は無料 |
公式URL | 公式ホームページはこちら |
主催 | 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館 |
お問い合わせ先 | 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館(電話: 03-5483-3836) |