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世田谷区の高校一覧・私立編

私立高校のホームページ

世田谷区内には多数の高校がありますが、高校一覧、国公立編に続き私立編となります。

世田谷区の高校一覧・国公立編

東京都の「学校基本統計(令和4年度版)」によると、区内には27の私立高等学校があります(2022年4月現在、全日制・定時制)。これは、東京23区にある186の私立高校のうち約15%の数に当たり、23区では最も多い数となっています。公立高校の数(9)は、練馬区・足立区と同数で1位(国立2校を入れた国公立では23区で単独1位)でしたが、私立は単独で1位の数です。

東京都内全体では237の私立高校があり、市部で最も多い八王子市(10)の数も上回っています。区内の高校に通う生徒数は合計で2万5,051人となっており、うち私立の生徒数は1万7,870人と全体の約7割を占めます。私立の生徒数に関しては、23区の中では2位の文京区(1万1,228人)を上回り1位の数です。

私立高校の内訳

世田谷区内にある私立高校のうち、中高一貫校は19校(中学募集停止校は除く)、うち高校での募集をしていないのは11校です(2023年4月時点、以下同)。男子校は5校(定時制1高含む)、女子校は11校、共学は11校。大学(短大含む)の付属・系列校は13校となっています。

世田谷区の私立高校

世田谷区内ある27の私立高校を、あいうえお順で紹介します。

鷗友学園女子高等学校

中高一貫の女子校です。募集は中学のみとなっており、高校からの募集は行っていません。毎年東大に複数名、医学部にも数十名の合格者を出しており、近年の中学受験ではいわゆる「御三家」と言われる女子校に次ぐ位置の進学校として知られています。

「慈愛と誠実と創造」を理念・校訓に掲げ、「キリスト教精神・自由教育」「全人教育・リベラルアーツ」「グローバル教育」をカリキュラムボリシーとした教育を行っています。ミッションスクールではありませんが、キリスト教精神に基づく教育を行っており、中学では聖書の授業があります。また校内に園芸実習園を持ち、園芸の授業があることも特色です。

1935年に東京府立第一高等女学校(第一高女、現・東京都立白鷗高等学校)の同窓会である鷗友会により鷗友学園が設立。創立時の校長は、第一高女で長く校長を務めた市川源三でした。設立時に世田谷高等女学校と世田谷技芸女学校を引継いでおり、同年、世田谷高等女学校の校名を鷗友学園高等女学校へ改称。世田谷技芸女学校は、1938年に鷗友学園技芸女学校へ校名を変更した後、翌年に廃校。1947年に鷗友学園女子中学校を、1948年に鷗友学園女子高等学校を開設。1955年に専攻科を設置しましたが、2005年に廃止しています。

募集定員は中学約220名(2023年度)となります。場所は区中央の宮坂にあり、最寄りの小田急小田原線・経堂駅からは徒歩8分、東急世田谷線・宮の坂駅から徒歩4分の場所にあります。

住所 東京都世田谷区宮坂1-5-30
設立 1935年
設置学科 普通科
生徒数 1,480人(中学含む、2022年4月)
ホームページ https://www.ohyu.jp/

科学技術学園高等学校

昼間定時制の普通科高校です。通信制も提供しており、定時制は男子校、通信制は共学となっています。単位制を採用しており昼間定時制となっていますが、基本的には登校時間や授業時間は全日制と同じとなっています。

「生徒個々の能力・適性に応じた教育をし、『知』『徳』『体』の調和のとれた人間を育成すること」を教育理念としており、特進コースと総合コースを設置しています。独自のカリキュラムやICTを取り入れた教育を行っています。

科学技術館を運営している日本科学技術振興財団が設立母体となり、1964年に科学技術学園工業高等学校設として開校。開校時は広域通信制課程のみの提供でした。1977年に科学技術学園高等学校へ改称。翌年に定時制課程を開設しました。

募集定員(普通科)は推薦80名、一般80名の合計160名(2023年度)となっています。場所は区西部の成城にあり、隣接地には、北側に東京都市大学付属中学校・高等学校、東側に同付属小学校、西側に区立砧中学校があり、学校が集まった場所となっています。また少し離れた成城学園の駅前にD棟として別棟があります。

住所 東京都世田谷区成城1-11-1
設立 1964年
設置学科 普通科(昼間定時制)、通信科
生徒数 523名(普通科、2021年)
ホームページ https://hs.kagiko.ed.jp/

国本女子高等学校

中高一貫の女子校です。運営元の国本学園は幼稚園と小学校も運営しています。

中国の古書「礼記」の「重礼所以為国本也」(礼を重んじるは国の本を為す所以なり)から取られた「国本」を建学の精神にしています。グローバル一貫教育を掲げており、カナダ・アルバート州の教育省と日本で初めて提携。Alberta Accredited International School(アルバータ州認定海外校)の世界15校目として、Kunimoto Alberta International School(KAIS)を2020年春に開校しており、ダブルディプロマコース(DD)コースの生徒は、日本とカナダの両方の高校卒業資格を目指せます。中学では、リベラルアーツコースとダブルディプロマコース、高校では総合進学コースとダブルディプロマコースの2コース制となっています。

1942年に国本高等女学校を設立。1947年に国本女子中学校が、1948年に国本女子高等学校が認可されました。1987年に町田キャンパスを開設しましたが、2016年に閉鎖しました。

募集定員は推薦100名、一般100名の合計200名、中学が30名(2023年度)となっています。場所は区西端の喜多見に位置し、西側では狛江市に隣接しています。最寄りの小田急小田原線・喜多見駅からは徒歩2分ほどの場所です。

住所 東京都世田谷区喜多見8-15-33
設立 1942年
設置学科 普通科
生徒数 167名(2021年)
ホームページ https://kunimoto.ac.jp/jsh/

恵泉女学園高等学校

中高一貫の女子校です。募集は中学のみで、高校からの募集は行っていません。運営元の恵泉女学園は、恵泉女学園大学・大学院も運営していましたが、大学と大学院は2024年度以降の学生募集を停止する予定です。

ミッションスクールであり、恵泉女学園は「神を畏れ 人を愛し いのちを育む」を教育理念に掲げています。「自ら考え、発信する力を養う」を教育方針とし、「聖書」「国際」「園芸」を特色に掲げた教育を行っています。園芸の恵泉として校内に園芸畑を持つことも特色です。キリスト教教育も特徴としており、毎朝の礼拝や年間複数有る特別礼拝、生徒会(信和会)宗教部が主催する祈祷会なども行っています。園芸やかるた、オペレッタなどのクラブもあります。

1929年に河井道により恵泉女学園が設立。当初は牛込神楽町に仮校舎があり、翌年に千歳村(当時)の新校舎に移転しました。1934年に2年制の高等部を加えて7年制となり、1947年に普通部が3年制の中学校となることで中学校が発足。翌年に普通部の4年以上を対象とした高等学校が発足しています。1999年に中高一貫教育を開始。2011年に世田谷区より中高一貫教育校(併設型)として認可。

募集定員は中学180名(2024年度)となっています。場所は区北部の船橋にあり、最寄りの小田急小田原線・経堂駅から徒歩12分ほどの場所となります。

住所 世田谷区船橋5-8-1
設立 1929年
設置学科 普通科
生徒数 585名、中学:591名(2022年5月1日現在)
ホームページ https://www.keisen.jp/

佼成学園女子高等学校

中高一貫の女子校です。運営元の佼成学園は、男子校の佼成学園中学・高校(杉並区)と佼成学園幼稚園も運営しています。

「行学の二道を励み候べし。行学絶えなば佛法はあるべからず。」を校訓に掲げており、法華経精神に基づく仏教系の学校です。運営元の佼成学園は立正佼成会が母体となっています。「国際社会で平和構築に貢献できる人材の育成」を建学の精神としており、SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され国際教育にも力を入れています。英検受験率では全国の私立で1位にもなっています。高校は国際コース、特進コース、進学コースの3つのコースに分かれています。

1955年に学校法人交成学園と学校法人岩佐学園が合併し、岩佐学園中学校・高等学校が交成学園白梅中学校・高等学校に改称して誕生しました。前身の岩佐学園は、1907年に開校した東京女子技芸学校が始まりで、同校は開校後まもなく閉鎖されたものの、1920年に岩佐実科高等女学校として再開。1929年に岩佐高等女学校に改称。1937年に現在地に移転しました。交成学園との合併後は、1960年に佼成学園へと改称し、学校名も佼成学園女子中学・高等学校へと改称しました。

募集定員は推薦80名、一般80名の計160名、中学が100名、(2023年度)となっています。場所は区北西部の給田にあり、最寄りの京王・千歳烏山駅からは徒歩5分ほどの場所となります。近くには佼成学園幼稚園もあります。

住所 東京都世田谷区給田2-1-1
設立 1907年
設置学科 普通科
生徒数 536名(2021年)
ホームページ https://www.girls.kosei.ac.jp/

国士舘高等学校

中高一貫の共学高校です。全日制に加えて、定時制も設置しています。国士舘大学の系列校であり、約半数の学生が国士舘大学に進学します。

吉田松陰の精神を範とした私塾「國士館」の設立以来、「国士」養成を理念として、「読書・体験・反省」の3綱領の実践と、「誠意・勤労・見識・気魄」の4徳目を涵養することを教育理念に掲げてきました。3綱領に「思索」を加えた4つを教育方針としています。高校では、選抜クラスと進学クラスに分かれており、中学・高校・大学での一貫した防災教育も特徴です。定時制は昼間定時制となっており、国士舘大学進学クラスが設置されています。全国大会でのタイトル獲得数が高校の中では最多となる柔道部や、甲子園出場経験がある野球部、全国高校サッカー出場経験があるサッカー部など、全国クラスのクラブを持ちます。

1917年に私塾「國士館」を設立。1919年に松陰神社の隣接地となる現在地に財団法人国士舘を設立し、国士舘高等部を設置。1923年に国士舘中等部を設置。1925年には中等部を廃止して国士舘中学校を設置。1926年に国士舘商業学校を設置。1929年に国士舘専門学校を設置し、1930年に国士舘高等部を廃止。1944年に国士舘商業学校を国士館工業学校に転換。

1946年に国士舘の名称を至徳学園に変更し、1947年に至徳中学校(新制3年制)を設置。1948年に至徳商業高等学校と至徳高等学校(全日普通科と定時制商業科)を設置。1953年に国士舘へ名称を戻し、国士舘高等学校、国士舘中学校に改称。1963年に機械科と電気科を設置。1993年に定時制商業科の募集を停止し、定時制普通科を新設。1994年に共学となり、2000年には高校に通信制課程を設置。2019年に通信制課程は廃止されました。

募集定員は推薦が全日制130名、定時制43名、一般が全日制130名、定時制43名(2023年度)となっており、中学は約80名ですが、実際の入学者は50~60名程度です。場所は区の中央東部の若林にあり、最寄りの東急世田谷線・松陰神社駅からは徒歩6分、小田急小田原線・梅ヶ丘駅からは徒歩13分ほどの場所となります。隣接地には国士舘大学・世田谷キャンパスがあります。

住所 東京都世田谷区若林4-32-1
設立 1917年
設置学科 普通科(全日制・昼間定時制)
生徒数 1,038名、中学132名(2022年5月)
ホームページ https://hs.kokushikan.ed.jp/

駒澤大学高等学校

普通科の共学高校です。駒澤大学の附属高校であり、生徒の約6~7割が駒澤大学に進学しています。駒澤大学の付属校には他に、駒澤大学附属苫小牧高等学校があります。

曹洞宗が開設した「学林」を前身とする仏教系の駒澤大学の付属校として、大学の建学の精神である「行学一如」を掲げながら、仏教の教えに沿った教育を行っています。2年次以降は進学コースと受験コースに分かれています。全国大会にも出場した強豪のサッカー部の他、インターハイ出場の男子ソフトテニス部や体操競技部、全国高校駅伝に出場した陸上競技部など、全国クラスのクラブも多くあります。文化部でも、吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクールで金賞の受賞経験があり、音楽部も全国大会で優秀賞を受賞するなど、全国クラスでの実績を残しています。サッカー部や陸上競技部などは駒大玉川校舎のグラウンドを使用しており、また野球部は厚木グランドがあります。

1592年に学林を開設。1882年に「曹洞宗大学林専門本校」と改称し、この年が駒澤大学の開校の年となっています。1904年に曹洞宗大学と改称し、1913年に現在大学がある駒沢の地に移転。1925年に駒澤大学に改称。1948年に駒澤大学高等学校が開校。当初は大学の構内にありましたが、1952年に駒澤大学の渋谷校舎が落成したことで、1956年に渋谷校舎へ移転。1962年に駒沢の大学構内に再び移転し、商業科を設置。1966年に現在地に移転。1977年に商業科の募集を停止。1995年に共学となりました。

募集定員は、推薦入試が250名、一般入試が250名の計500名となっています。生徒は女子が男子の約1.2倍と女子の方が多くなっています。場所は区中央部の上用賀にあり、最寄りの東急田園街線・桜新町駅と用賀駅からは徒歩13分ほどの場所となり、学校の北側には馬事公苑があります。同じ区内にある駒澤大学とは、車で10分ほど離れています。

住所 東京都世田谷区上用賀1-17-12
設立 1948年
設置学科 普通科
生徒数 37クラス1604名(2022年)
ホームページ https://www.komazawa.net/

駒場学園高等学校

普通科と食物調理科の共学高校です。

「知識」「思考」「探究」「体験」をキーワードに、四海(国際社会)に貢献する若者の育成を教育方針に掲げています。普通科には「特別進学コース」「国際コース」「進学コース」の3つのコースを設けており、食物調理科は、調理師養成施設の指定を受け卒業と同時に調理師免許が取得できます。全国優勝2度の強豪校として知られるアメリカンフットボール部のほか、ゴルフ部やヨット部、山岳部、釣り部、着付作法部、食品研究部などもあります。また静岡県御殿場市に御殿場校舎も持ちます。

1947年に日本装蹄学校として、陸軍獣医学校の跡地となる現在地で開校。1956年に普通科を新設し、校名を駒場学園高等学校と改称。装蹄畜産部門は農業科としました。1974年に食物科を新設し、普通科、装蹄畜産科の3科に。1993年に普通科が男子校から共学制になり、1994年に装蹄畜産科を廃止。1996年には食物科が共学制となり、全学科が共学に。2016年に食物科を食物調理科へと変更しました。

募集定員は、推薦入試が普通科160名、食物調理科20名、一般入試が普通科160名、食物調理科20名となっています。場所は区北東部の代沢にあり、最寄りの京王井の頭線・池ノ上駅・駒場東大前駅からは徒歩10分ほど、東急田園都市線・池尻大橋駅からも徒歩10分ほどの場所にあります。学校の北側には区立富士中学校と隣接しています。

住所 東京都世田谷区代沢1-23-8
設立 1947年
設置学科 普通科、食物調理科
生徒数 1191名(2023年)
ホームページ https://www.komabagakuen.ac.jp/

駒場東邦高等学校

中高一貫の男子校です。募集は中学のみで、高校からの募集は行っていません。区内屈指の進学校であり、「駒東」の略称でも知られ、毎年東大に数十人が進学しています。東邦大学が設置した学校で、同大医学部へは推薦枠もあります。東邦大学には他に、東邦大学付属東邦中学校・高等学校(千葉県)があります。

「生徒各自の個性を伸ばし、能力を高め、豊かな知性と科学的教養を身につけた、健康で実践力に富む有為な人材を育成」することを目指し、中高6年間を通した独自のカリキュラムにより、実践的な授業を行っています。アーチェリー部や中学サッカー部などが全国大会に進出しており、また文化部でもディベート部や模擬国連同好会が模擬国連の本選に出場、中学囲碁部が全国大会出場、化学部が高校化学グランプリで入賞するなどの実績を残しています。

1957年に開校。1971年に高校の募集を停止し完全中高一貫校になりました。

募集定員は、中学が240名となっています。場所は区東端の池尻にあり、学校の東側は目黒区に隣接しています。最寄りの京王・駒場東大前駅、東急・池尻大橋駅からは共に徒歩10分ほどの場所にあり、学校の西側では筑波大学附属駒場高等学校と隣接し、南側には東邦大学医療センター 大橋病院があります。

住所 東京都世田谷区池尻4-5-1
設立 1957年
設置学科 普通科
生徒数 689名(2021年)
ホームページ https://www.komabajh.toho-u.ac.jp/

サレジアン国際学園世田谷高等学校

中高一貫の共学校です。募集は中学のみとなり、高校からの募集は行っていません。

カトリック系のミッションスクールであり、「予防教育法による全人間教育」を建学の精神とします。予防教育(理性・カトリックの価値観・愛情)に基づく3つのSとして、「Study」「Self-reflection」「Service」を校訓とし、「グローバルな視点で、主体的に深く物事を考え、見極め、他者に貢献できる人の育成」を目指した教育を行っています。本科クラスとインターナショナルクラスの2コース制となっています。インターナショナルコースでは英・数・理・社の4教科を英語で行い、世界97カ国にあるサレジアンのネットワークによる国際交流を行うなど、英語教育に力を入れています。運営元の星美学園では、星美学園短期大学、サレジアン国際学園中学校・高等学校(東京都北区)、星美学園小学校、サレジアン国際学園目黒星美小学校、星美学園幼稚園も運営しています。

1954年に星美学園第二小学校を開校。1956年に目黒星美学園へ改称。1960年に目黒星美学園中学校を、1964年に目黒星美学園高等学校を開校。2016年に学校法人星美学園と学校法人目黒星美学園が合併。2022年にサレジアン国際学園世田谷中学高等学校に改称し、共学化しました。

募集定員は中学が90名となっています。サレジアン国際学園目黒星美小学校(募集1学年102名)からも内部進学します。場所は区南西部の大蔵にあり、最寄りの小田急小田原線・祖師ヶ谷大蔵駅からは徒歩20分ほどと電車の駅からは離れた場所にありますが、区内の高校では珍しくスクールバスを運行しており、東急・二子玉川駅発着となっています。北隣には日本大学商学部のグラウンドがあります。

住所 東京都世田谷区大蔵2-8-1
設立 1964年
設置学科 普通科
生徒数 179名、中学203名(2022年)
ホームページ https://salesian-setagaya.ed.jp/

下北沢成徳高等学校

普通科の女子校です。かつては中学もありましたが、現在では高校のみとなっています。

「広く社会で活躍する女性を育てる」という目的により、東京では初の5年制女子商業高校として設立された歴史を持ちます。「学ぶ人を育てる」「品性を育む」を教育目標に掲げており、クォーター制(4期制)を導入し授業日数が多いことも特徴です。バレーの強豪校として知られ、春高連覇や国体連覇、総体・国体・春高の高校3冠など、多数の全国優勝を誇ります。

1927年に成徳女子商業学校として設立。1948年に成徳中学校・成徳高等学校へ、1951年に成徳学園中学校・成徳学園高等学校へと改称。1974年に商業科を廃止。2003年に下北沢成徳高等学校に改称しました。中学は成徳学園時代に一度募集を停止した後再開したものの、2003年の名称改称時に再度募集を停止しました。

募集定員は、推薦入試が100名、一般入試が100名となっています。場所は区北東部の代田にあり、小田急/京王・下北沢駅からは徒歩5分ほどに位置します。

住所 東京都世田谷区代田6-12-39
設立 1927年
設置学科 普通科
生徒数 263名(2021年)
ホームページ https://www.shimokitazawa-seitoku.ed.jp/

松蔭大学附属松蔭高等学校

普通科の共学高校です。中学もありますが、校舎建て替えのため2021年で中学は募集を停止しており、新校舎完成後に募集再開予定です。松陰学園が運営する松蔭大学(神奈川県厚木市)の附属高校であり、原則として希望者は全員優先して進学ができます。

吉田松陰の教育理念に基づき、「知行合一」を校是として創立。「確かな学力」 「生活習慣の確立と人間力」「国際理解教育」という3つの視点を重視した教育を行い、1年次からの「一般コース」に加え、2年次からは「外国語コース」と「理系コース」を選択できます。北沢の校舎の他、軽井沢山荘や、大学の湘南キャンパスグランドなども使用しています。

1941年に松陰女学校として創立。1947年に松陰中学・高等学校に改称。2005年に共学化し、2021年に松蔭大学附属松蔭高等学校に改称しました。中学は2021年に松蔭大学附属松蔭中学校に改称し、前述の通り募集を停止しています。

募集定員は、推薦が80名、一般が80名の合計160名となっています。場所は区北東端の北沢にあり、学校の東側は目黒区に隣接しています。学校の東隣には同じ運営元の松蔭幼稚園がありますが、こちらの住所は目黒区駒場となります。最寄りの小田急小田原線・東北沢駅、京王井の頭線・池ノ上駅からは共に徒歩3分ほどであり、東京メトロ千代田線が通る代々木上原駅からも徒歩圏内と、区内の高校の中ではアクセスが良い場所にあります。

住所 東京都世田谷区北沢1-16-10
設立 1941年
設置学科 普通科
生徒数
ホームページ http://www.shoin.ed.jp/

昭和女子大学附属昭和高等学校

中高一貫の女子校です。募集は中学のみとなり、高校からの募集は行っていません。昭和女子大学の附属高校であり、昭和女子大学への推薦枠をもったまま他大学に出願できます。ユネスコスクールやスーパーグローバルハイスクール等に指定されています。

「世の光となろう」を建学の精神として、「清き気品」「篤き至誠」「高き識見」の校訓三則を掲げて教育を行っています。中学から、「一般コース」「グローバル留学コース」「スーパーサイエンスコース」の3つのコース制となっています。中高の課程を高2までで終了し、高3時には昭和女子大学の授業を受けることが出来る制度もあります。体育系のクラブ活動の他、料理や茶道、工芸、手芸、華道・フラワーデザインなど教養系とするクラブも多くあります。

校舎は昭和女子大学と同じ敷地内にあり、他にも神奈川県大井町の東明学林や、千葉県館山市の望秀海浜学寮、昭和女子大学が米ボストンに開設したShowa Bostonも使用しています。運営元の昭和女子大学は、同じ敷地内で昭和こども園と昭和小学校も運営しています。

1920年に私塾「日本女子高等学院」を創立。創立時は文京区にありました。1922年に日本女子高等学校となり、5年制の高等所学部を付設し、中野区に移転。1927年に高等女学部を分離して昭和高等女学校となり、1945年に戦災で罹災したことから、旧陸軍の連隊跡地である現在地に校舎を移転。1947年に昭和高等女学校の下級3年を昭和中学校とし、1948年に昭和高等学校に改称。1963年に昭和女子大学付属昭和高等学校に改称しました。

募集定員は中学が160名となり、昭和女子大学付属昭和小学校からの内部進学(女子生徒の約80%)もあります。場所は区東部の太⼦堂にあり、最寄りの東急田園都市線・三軒茶屋駅からは徒歩7分ほどの場所となります。

住所 東京都世⽥⾕区太⼦堂1-7-57
設立 1922年
設置学科 普通科
生徒数 569名、中学631名(2022年度)
ホームページ https://jhs.swu.ac.jp/

成城学園高等学校

中高一貫の共学高校です。高入生は中学からの内部進学者と混合クラスとなります。成城大学の系列校となり、卒業生の50~70%が成城大学に進学します。

「真の教養」と「生きる力」を育む教育を掲げており、高2からはAコース、Bコース、理数コースの3つのコース制となっています。全国大会に出場しているゴルフ部やスキー部、テニス部の他、水泳部ライフセービング部門やクライネス・コンツェルト部といったクラブもあります。選択プログラムとして多数の課外教室を提供していることも特色です。校舎は成城学園が運営する学校が集まっており、成城大学、成城学園初等学校、成城幼稚園が同じ敷地にあります。他にも神奈川県伊勢原市に伊勢原総合グラウンドがあります。

1917年に成城小学校を現在の東京都新宿区(牛込)に創設。こちらは、1885年に設立された「文武講習館」から、1886年に成城学校と改称した現在の成城中学校・高等学校が源流となり、成城小学校は成城学校内に付設されたものです。1922年に成城第二中学校開校。1925年に成城第二中学校が世田谷区成城に移転し、成城玉川小学校を設置。1926年に成城高等学校(7年制)を開校し、成城第二中学校を廃止。1927年に成城高等女学校(5年制)を開校(1948年に廃止)。1928年に牛込に残っていた成城小学校を現在地に移転し、成城玉川小学校を併合。1929年に成城学校から分離独立。1947年に成城学園中学校を、1948年に成城学園高等学校を開校。2005年に中高一貫カリキュラムを開始しました。

募集定員は推薦が20名、一般が40名の計60名(2023年度)となり、中学が約130名となっています。中学には成城初等学校からの内部進学(95~100%、約100名)もあります。場所は区西部の成城にあり、最寄りの小田急小田原線・成城学園駅からは徒歩4分ほどの場所となります。

住所 東京都世⽥⾕区太⼦堂1-7-57
設立 1917年
設置学科 普通科
生徒数 836名、中学726名(2023年5月)
ホームページ https://www.seijogakuen.ed.jp/chukou/

聖ドミニコ学園高等学校

中高一貫の女子校です。募集は中学のみで、高校からの募集は行っていません。運営元の聖ドミニコ学園は聖ドミニコ学園幼稚園と聖ドミニコ学園小学校も運営しており、それぞれ中学・高校と同じ敷地内にあります。

「真理を求め自由に生きる」を教育理念に掲げ、Sustainability(持続可能性)、Design(デザイン力)、Connect(つながる)を土台とした教育を行っています。ドミニコ女子修道会が母体となって設立したカトリック系のミッションスクールで、中学から「インターナショナルコース」と「アカデミックコース」の2つのコース制となっています。中学3年間ではフランス語の授業も必修となっています。聖ドミニコ女子修道会の東京修道院も同じ敷地内にあります。クラブでは、仏語部やラクロス部などもあります。

1931年にドミニコ女子修道会の修道女が来日し、修道院を創立(仙台)。1950年に目黒区駒場に修道院を設立。1954年に学校法人聖ドミニコ学園設置し、小学校を開校。1962年に聖ドミニコ学園中学校・高等学校を開校(目黒区駒場)。同年に現在地に移転しました。なお仙台にある聖ドミニコ学院とは同じ源流になります。

募集定員は50名となっています。聖ドミニコ学園小学校からは内部進学(女子生徒の約8割)があります。場所は区南西部の岡本に位置し、最寄りの東急田園都市線・用賀駅、二子玉川駅からはそれぞれ徒歩で20分ほどの場所となります。

住所 東京都世田谷区岡本1丁目10-1
設立 1962年
設置学科 普通科
生徒数 155名(2021年)
ホームページ https://www.dominic.ed.jp/highschool/

世田谷学園高等学校

中高一貫の男子校です。募集は中学のみとなり、高校からの募集は基本的には行っていませんが、スポーツ推薦と仏教専修科のみ高校募集が別クラスであります。

釈迦の言葉である「天上天下唯我独尊」を元に英語にした、「Think&Share」を教育理念に掲げた教育を行っています。近年は東大に2桁の合格者を出す進学校として知られ、中学から「理数コース」と「一般コース」の2つのコース制となっています。曹洞宗吉祥寺の学寮として始まった歴史を持つ仏教系の学校です。全国高校柔道選手権大会優勝10回でオリンピックの金メダリストも輩出した柔道部や、甲子園に出場した硬式野球部などがあり、かつてはスポーツの強豪校として知られていました。他にも全国大会に出場した空手道部、全国レベルでの実績を残している吹奏楽部の他、仏教青年会や政治経済研究部、弁論部といったクラブもあります。

1592年に曹洞宗吉祥寺の学寮として創始(現在の本郷駒込)。この学寮は後に旃檀林となり、駒澤大学の前身ともなっています。1876年に曹洞宗専門学校支校となり、1902年に曹洞宗第一中学林に改称し、この年が創立の年となっています。1913年に現在地に移転。1924年に世田谷中学に改称。1947年に新制・世田谷中学校を、翌年に新制・世田谷高等学校を開設。1983年に世田谷学園高等学校に改称。1995年に高校の募集を停止し、完全中高一貫制となりました。

募集定員は中学が200名となり、高校の推薦は25名程度となります。場所は区東部の三宿にあり、最寄りの東急田園都市線・三軒茶屋駅からは徒歩10分ほどの場所となります。

住所 東京都世田谷区三宿1-16-31
設立 1902年
設置学科 普通科
生徒数 753名(2021年)
ホームページ https://www.setagayagakuen.ac.jp/

玉川聖学院高等部

中高一貫の女子校です。高入生は中等部からの内進生と混合クラスとなっています。

「信仰・希望・愛」をスクールモットーとした、プロテスタントのミッションスクールです。「かけがえのない私の発見」「違っているからすばらしいという発見」「自分の可能性、使命の発見」の3つの柱を教育方針とした教育を行っています。5つのテーマから校内外の体験プログラムを自由に選択できる独自のシステム「TAP」を提供し、中学でのオーストラリア修学旅行や高校での韓国修学旅行など、国際教育にも力を入れています。クラブには、ウィンドオーケストラ部やハンドベル部などもあります。

日吉学園を母体に1943年に開校した日吉学園女子商業学校が前身となります。第二次世界大戦後に日吉学園中学校・高等学校となった後、1950年に学校の運営をキリスト教牧師の谷口茂壽に依頼し、玉川聖学院が発足。玉川聖学院中等部・高等部に改称されました。

募集定員は推薦が約50名、一般が約90名の計約140名、中学は約100名(2023年度)となります。場所は区南東部の奥沢にあり、最寄りの東急大井町線・九品仏駅からは徒歩3分、東急・自由が丘駅からは徒歩6分ほどの場所となります。

住所 東京都世田谷区奥沢7-11-22
設立 1950年
設置学科 普通科
生徒数 569名(2021年)
ホームページ https://www.tamasei.ed.jp/

大東学園高等学校

普通科の共学校です。かつては中学もありましたが、現在では高校のみとなっています。

「人間の尊厳を大切にする」を教育目標に掲げ、「生徒が主役」の学校づくりを進めています。高2からは「福祉保育フィールド」「人文社会フィールド」「自然科学フィールド」「身体表現フィールド」の4つから選べる「フィールド」を特色としています。運営元の大東学園は、世田谷福祉専門学校(1984年開校)も運営していましたが、2023年3月に閉校しています。

1932年に肢体にハンディをもつ児童の治療・教育・職業訓練を行うためのクリュッペルハイム東星学園を設立。1939年に大東診療所(後の大東学園病院)を設立。1942年に大東高等女学校を創設。1948年に大東学園高等学校に改称し、大東学園中学校を併設。1981年に現在地に移転。1995年に大東学園中学校を廃止。2001年に福祉コースを設置し、2003年に男女共学化となりました。

募集定員は推薦が135名、一般が135名の計270名となります。場所は区北部の船橋にあり、最寄りの京王・八幡山駅からは徒歩20分、小田急小田原線・千歳船橋駅からは徒歩22分ほどの場所となります。

住所 東京都世田谷区船橋7-22-1
設立 1932年
設置学科 普通科
生徒数 814名(2021年)
ホームページ https://daitogakuen.ed.jp/top/

田園調布学園高等部

中高一貫の女子校です。募集は中学のみとなり、高校からの募集は行っていません。ユネスコスクールに加盟しています。

「捨我精進」を建学の精神に掲げ、体験を重視した教育カリキュラムを組んでいます。教科横断型の理数教育や、約170講座から自由に選択できる土曜プログラムといった特色があり、女子校でありながら約45%が理系を選択しています。医学部(医学科)にも複数名が進学しています。全国大会に出場しているバトン部のほか、競技かるた部や手話・点字部、ミュージカル研究部などもあります。運営元の調布学園は、田園調布学園大学・大学院、調布幼稚園、田園調布大学みらいこども園も運営しています。

1926年に調布女学校を創立。1947年に調布中学校を、1948年に調布高等学校を設立。2003年に高校の募集を停止し、2004年に田園調布学園中等部・高等部に改称しました。

募集定員は約200名となります。場所は区南東端の東玉川にあり、最寄りの東急・田園調布駅からは徒歩8分ほどの場所となります。近隣には同じ運営元の調布幼稚園があります。通学する生徒数は世田谷区よりも大田区の方が多くなっています。

住所 東京都世田谷区東玉川2-21-8
設立 1950年
設置学科 普通科
生徒数 589名、中学652名(2023年4月)
ホームページ https://www.chofu.ed.jp/

田園調布雙葉高等学校

中高一貫の女子校です。運営元の田園調布雙葉学園が経営する田園調布雙葉小学校からの内部進学のみとなり、中学、高校からの募集は欠員が出た場合を除き行っていません。

女子修道会「幼きイエス会」が母体となって設立されたカトリックのミッションスクールで、「徳においては純真に 義務においては堅実に」を学園の校訓に掲げた教育を行っています。付属の幼稚園・小学校からの内部進学のみで、中学・高校での募集は行わないことから、「時間をかけてそれぞれの生徒と向き合い、心と知性を育み、人格を育てる」教育を行っています。医学部(医学科)にも毎年複数の進学者が出ています。

1909年に設立された雙葉高等女学校を源流とする姉妹校には、私立中学の女子御三家として知られる雙葉学園(幼稚園、小・中・高校)の他、横浜雙葉学園(小・中・高校)、静岡雙葉学園(中・高校)、福岡雙葉学園(幼稚園・小・中・高校)、Saint Maur International Schoolがあります。

1872年に来日した修道女により横浜に孤児院・寄宿学校を開設。1909年に雙葉高等女学校を設立。1941年に雙葉第二初等学校を四谷雙葉高等女学校内で開校。1949年に雙葉第二中学校、1952年に雙葉第二高等学校を開校。1964年に田園調布雙葉高等学校に改称しました。

幼稚園の募集定員は約60名、小学校の募集定員は約65名となっており、1学年は約120名となっています。場所は区南東端の東玉川にあり、学園内に大田区との境があります。なお記念講堂などの学園の一部施設は大田区にあります。最寄りの東急大井町線・九品仏駅からは徒歩10分ほどの場所となります。

住所 東京都世田谷区玉川田園調布1-20-9
設立 1941年
設置学科 普通科
生徒数
ホームページ https://www.denenchofufutaba.ed.jp/

東京都市大学等々力高等学校

中高一貫の共学校です。武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が統合して東京都市大学となったことに伴い、2009年に東横学園中学校・高等学校から改称して誕生しました。またこの統合の流れで、東横学園が運営していた東横学園大倉山高校(横浜市)を移転統合しています。

「noblesse oblige(ノブレス・オブリージュ)の精神の育成」を建学の理念とし、「ノブレス・オブリージュとグローバルリーダーの育成」「高潔、英知、共生」を教育理念に掲げた教育を行っています。高校では「特別選抜コース」を設けています。春季・夏季・冬季登校進学講座や、特訓講座・予備校講座なども提供しています。東京都市大学の付属校であり、付属推薦制度があります。五島育英会が運営する東京都市大学グループには他に、東京都市大学付属中学校・高等学校、東京都市大学塩尻高等学校、東京都市大学付属小学校、東京都市大学二子幼稚園があります。

1939年に東横商業女学校を設立。翌年に東横女子商業学校に改称。1947年に等々力中学校を、1948年に東横学園高等学校を開校。1949年に東横女子商業学校を廃止。1957年に東横学園大倉山高等学校が発足。2008年に東横学園大倉山高等学校を統合。2009年に東京都市大学等々力高等学校に改称。2010年に共学部と女子部を設置、翌年に女子部の募集を停止して共学化しました。

募集定員は一般・推薦合わせて40名。中学の募集定員は200名となっています。なお付属の小学校からの系列校への内部推薦による進学は、小学校卒業生のうちの20%ほどとなっています。場所は区南東部の等々力にあり、最寄りの東急大井町線・等々力駅からは徒歩10分ほどの場所です。隣接地には旧東京都市大学等々力キャンパスがあります。

住所 東京都世田谷区等々力8-10-1
設立 1948年
設置学科 普通科
生徒数 822名、中学605名(2022年)
ホームページ https://www.tcu-todoroki.ed.jp/

東京都市大学付属高等学校

中高一貫の男子校です。募集は中学のみとなり、高校からの募集は行っていません。前述の東京都市大学等々力高等学校と同様、武蔵工業大学と東横学園女子短期大学が統合して東京都市大学となったことに伴い、2009年に武蔵工業大学付属中学校・高等学校から改称して誕生しました。

「公正・自由・自治」を建学の精神として、「誠実|いつわりなく心を込めること」「自主|自ら進んで行動すること」「遵法|ルールや約束を守ること」「協調|意見や立場の異なる人とも協力すること」を校訓に掲げた教育を行ってっています。中学からI類、II類のクラス編成となっており、高3では志望校別に6つのコースに分かれます。近年は東大に2桁の合格者を出す年もあるなど、進学校として知られます。

少林寺拳法部やアイスホッケー部、アメリカンフットボール部、ゴルフ部といった運動部もあり、他にも全国大会で優勝経験がある自動車部や、全国大会に出場しているエレクトロニクス研究部といったクラブもあります。東京都市大学の付属校であり、都市大付属進学制度があります。前述の通り、五島育英会が運営する東京都市大学グループには、他に東京都市大学等々力中学校・高等学校、東京都市大学塩尻高等学校、東京都市大学付属小学校、東京都市大学二子幼稚園があります。

1929年に武蔵高等工科学校が設立。1951年に武蔵工業学園高等学校を設立。1953年に武蔵工業大学付属高等学校に改称、1956年に武蔵工業大学付属中学校を開設。1964年に現在地へ移転。2009年に東京都市大学付属高等学校に改称しました。

募集定員は約240名となっています。なお付属の小学校からの系列校への内部推薦による進学は、小学校卒業生のうちの20%ほどとなっています。場所は区西部の成城にあり、最寄りの小田急小田原線・成城学園前駅からは徒歩10分ほどの場所です。東京都市大学の世田谷キャンパスからは車で20分ほど離れた場所にあります。隣接地には東京都市大学附属小学校や、科学技術学園高等学校、区立砧中学校があり、学校が集まったエリアとなっています。

住所 東京都世田谷区成城1丁目13番1号
設立 1951年
設置学科 普通科
生徒数 701名、中学768名(2022年)
ホームページ https://www.tcu-jsh.ed.jp/

東京農業大学第一高等学校

中高一貫の共学校です。高校では中学からの内進生と高入生は別クラスとなっています。2025年からは高校の募集を停止し、中学のみの募集となる予定です。

「質実剛健・自主独立」を校訓に掲げ、「知耕実学」を教育理念とし、「夢の創造と実現」を教育目標にした教育を行っています。「一中一高ゼミ」や「Tゼミ」を提供しており、近年は東大をはじめとする難関大学への合格実績を伸ばして進学校となっています。区内の高校では唯一となる馬術部があり、文化部では、全国大会で受賞歴がある生物部や、模擬国連同好会などもあります。東京農業大学の併設校であり、東京農業大学と東京都市大学への推薦権を利用した進学制度があります。同じ運営元の関連学校には、東京都市大学、東京農業大学第二高校・中等部、東京農業大学第三高等学校・附属中学校、東京農業大学稲花小学校があります。

1891年に徳川育英会の育英黌農業科が設立。1911年に東京農業大学と改称。1950年に東京農業大学附属第一高等学校を開校。1956年に女子部を併設し男女別学になり、1962年に東京農業大学第一高等学校に改称。1964年に男子部と女子部から共学にし、2005年に中等部を開校しました。

募集定員は推薦45名、一般105名の計150名、中学は175名となっています。系列の小学校(2019年開校)からは2025年から内部進学が始まります。場所は区中央部の桜にあり、最寄りの小田急小田原線・経堂駅、東急世田谷線・上町駅からは徒歩15分ほどの場所です。隣接地には東京農業大学の世田谷キャンパス、東京農業大学稲花小学校があります。

住所 東京都世田谷区桜3-33-1
設立 1950年
設置学科 普通科
生徒数 1009名、中学567名(2022年)
ホームページ https://www.nodai-1-h.ed.jp/

日本学園高等学校

中高一貫の男子校です。高校では中学からの内進生と高入生は別クラスとなっています。2026年度からは明治大学の系列校となり、明治大学附属世田谷中学校・高等学校に改称し共学化する予定です。

「人間の形成こそ教育の本分」「自己の得意を伸ばす」という建学の精神のもと、「心とからだの安全を守る」「知を涵養し学力をつくる」「個の力を高め自主・創造の実践力を高める」という「にちがく信条」を掲げた教育を行っています。制服を自由化するなど、自由闊達な校風を伝統としており、オリジナルプログラム「創発学」を提供しています。中高一貫コースに加えて高校では「特別進学コース」「進学コース」「スポーツコース」の3コース制となっています。プロ選手を複数輩出しているサッカー部、インターハイに出場したバスケットボール部や水泳部、全国でも唯一というトライアスロン部のほか、文化部では、電気技術研究部や為替株式学習部、モノポリー部、表象文化研究部などもあります。

1885年に東京英語学校として神田錦町で創立。当時は東京大学への予備校となっていました。1892年に尋常中学私立日本中学校に、1899年に日本中学校へと改称。1936年に現在地に移転。1946年に日本学園高等学校に改称。1956年に中学の募集を停止。1967年に制服を自由化。1989年に中学の募集を再開。2012年に明治大学と地域教育連携を開始しています。

募集定員は推薦131名、併願優遇・一般が132名の計262名、中学は120名となっています。場所は区北部の松原にあり、最寄りの京王・明大前駅からは徒歩5分、京王/小田急・下高井戸駅からは徒歩10分ほどの場所です。学校の北側には、日本女子体育大学附属二階堂高等学校があります。なお2026年から系列校となる明治大学の和泉キャンパスは、明大前駅の北側にあり徒歩で10分ほどの距離です。

住所 東京都世田谷区松原2-7-34
設立 1885年
設置学科 普通科
生徒数 456名(2022年)
ホームページ https://www.nihongakuen.ed.jp/

日本女子体育大学附属二階堂高等学校

普通科の女子校です。日本女子体育大学の系列校となり、附属校推薦制度により約1割の卒業生が進学しています。

「勤労」「感謝」「礼節」を校訓に、「社会でたくましく生き抜く女性の育成」を教育理念に掲げ、「コミュニケーション能力」「表現力」「課題発見・解決力」を育成する教育を行っています。「キャリアデザインコース」「特別進学コース」「ヒューマンケアコース」「ダンスコース」「スポーツコース」の4つのコース制となっています。強化部であるダンス部、新体操部は全国制覇や全国大会出場経験があるなど、日本女子体育大学附属ということで、運動部が盛んです。日本女子体育大学の系列校には他に、我孫子二階堂高等学校、日本女子体育大学附属みどり幼稚園、日本女子体育大学附属保育園、二階堂幼稚園があります。

1922年に二階堂体操塾が創立。1948年に二階堂高等学校を開校。1988年に日本女子体育大学附属二階堂高等学校に、1999年に日本女子体育大学体育学部附属二階堂高等学校に改称。2006年に日本女子体育大学附属二階堂高等学校へ改称しています。

募集定員は推薦80名、一般が80名の計160名となっています。場所は区北部の松原にあり、最寄りの京王・明大前駅からは徒歩4分ほどの場所です。同じ敷地内には日本女子体育大学附属みどり幼稚園があり、学校の南側には、前述の日本学園高等学校が位置しています。日本女子体育大学は同じ区内にありますが、車で15分ほど離れています。

住所 東京都世田谷区松原2-17-22
設立 1948年
設置学科 普通科
生徒数 213名(2023年5月)
ホームページ https://nikaido.ed.jp/

日本大学櫻丘高等学校

普通科の共学校です。全国に26ある日本大学の附属高校の1つで、日本大学文理学部に併設されており、卒業生の約8割は日本大学へと進学します。

「自主創造」を教育理念に、「基礎学力の向上」「自主性の確立」「連帯と協調性の育成」「基本的生活習慣の形成」を教育目標に掲げた教育を行っています。日本大学との「高大7年間一貫教育」も生かし、2・3年制で大学の正規授業も履修可能です。特別進学クラスと総合進学クラスの2つのクラスに分かれています。野球部は春の甲子園での優勝経験を持ち、インターハイに出場した陸上部や、全国大会に出場しているライフル射撃部などもあります。

1950年に日本大学世田谷教養部(現文理学部)の付属として日本大学世田谷高等学校を定時制課程普通科で開校。1959年に男女別学として全日制普通科を増設。1961年に日本大学櫻丘高等学校へ改称。1963年に定時制の募集を停止。2001年に男女共学となりました。

募集定員は推薦が220名、一般が230名の計450名となっています。場所は区北部の桜上水にあり、最寄りの最寄りの京王・桜上水駅、京王・下高井戸駅からは徒歩10分ほどの場所です。日本大学文理学部キャンパスに隣接しており、一部の施設は大学と共有しています。また西隣には区立緑が丘中学校があります。

住所 東京都世田谷区桜上水3-24-22
設立 1950年
設置学科 普通科
生徒数 1518名(2022年)
ホームページ https://www.sakura.chs.nihon-u.ac.jp/

三田国際学園高等学校

中高一貫の共学校です。募集は中学のみとなり、帰国生を除き高校からの募集は行っていません。

「知好楽」を教育理念とし、「THINK & ACT」「INTERNATIONAL」「SCIENCE」をキーワードにした教育を行っています。中学からインターナショナルサイエンスコース、メディカルサイエンステクノロジーコース、インターナショナルコースの3コース制としています。インターナショナルコースでは、数・理・社も英語で授業を行うなど英語教育に力を入れており、100名以上が海外の大学に合格しています。日本とオーストラリアの2つのカリキュラムで学び、海外の高校卒業資格も取得できるデュアルディプロマプログラム(DDP)も提供しています。全国大会に出場しているポップダンス部のほか、English Clubやサイエンス部などもあります。運営元の戸板学園は戸板女子短期大学も経営しており、系列校となります。

1902年に戸板裁縫学校が創立。1916年に三田高等女学校を創設。1937年に戸板高等女学校へ改称。1947年に戸板中学校、1948年に戸板女子高等学校が発足。1993年に現在地へ移転。2015年に三田国際学園中学校・高等学校に改称し、共学化。2018年に高校の募集を停止しました。

募集定員は160名となっています。場所は区中南部の用賀にあり、最寄りの東急田園都市線・用賀駅からは徒歩5分ほどの場所です。斜め向かいには都立桜町高校があります。

住所 東京都世田谷区用賀2-16-1
設立 1950年
設置学科 普通科
生徒数 624名(2021年)
ホームページ https://www.mita-is.ed.jp/

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