コレクション展 下北沢猫町散歩
日時
2022年10月01日 - 2023年03月31日
10:00 - 18:00
場所
世田谷文学館
カテゴリー
世田谷文学館のコレクション展です。今回は「下北沢」にスポットを当てた展示となります。下北沢で晩年の10年間を暮した詩人・萩原朔太郎の没後80年を記念した企画展に関連した企画として、開催されます。
多くの資料を収集してきた文学館ですが、その中には、作家の自筆原稿やノートといったものから、1枚の写真や新聞切抜、お菓子の空き箱など、多様な範囲に及びます。
そうして収集された「モノ」の背景には、捜索に関わった人たちの「想い」から、家族や友人関係、社会と時代のかかわり、など、多くの「エピソード」や「歴史」があります。
世田谷文学館がもつコレクション1つ1つの「モノ」語りをひもときながら、自らの人生の歩みも見つめ直す時間となります。
「PART1」の主な展示品は、「會津八一 書『学規』」、「舟越保武 《萩原朔太郎像》」、「正岡子規 佐藤紅緑あて書簡 明治31年4月8日」、「夏目漱石 書『幽居人不到』(自作の五言絶句)、「森鴎外 次女杏奴のための自作の歴史教科書」、「横光利一 『微笑』原稿」、「『ゴジラ』 絵コンテ写真スクラップブック」、「横尾忠則 『天井棧敷』設立時のポスター」などとなります。
下北沢は、小田急・小田原線と京王・井の頭線が交差した場所で、小劇場やライブハウスが集まる演劇・音楽の街や、個性的な本屋や雑貨・古着屋が集まりる街、カフェや飲食店が集まる街など、様々な側面を持ちます。2013年に小田原線が地下化されると、その線路跡を使った再開発などにより、街の様子は大きく変わりました。
一方で、多くの若者が集まる街はそのままであり、迷路のような街並みも残っています。この100年の間に、元々は農村だった場所が新興住宅地になり、そして、演劇・音楽、若者の町へと変化してきた下北沢では、多くの作家がそれぞれの出逢った風景を作品に残しています。
その中には、坂口安吾、萩原朔太郎、宇野千代、森茉莉、吉本ばなな、又吉直樹らがあります。それぞれが観てきた下北沢の風景は、一つ一つ異なります。その作品をとりあげながら、下北沢に地層のように積み重なり、刻まれてきた人びとの記憶を、世田谷文学館のコレクションとともにたどる展示です。
名称 | コレクション展 下北沢猫町散歩 |
---|---|
日付 | 2022年10月01日 - 2023年03月31日 |
時間 | 10:00 - 18:00 毎週月曜日は休館(月曜が祝日の場合は翌平日休館)、年末年始(2021年12月29日~2022年1月3日)は休館 |
場所 | 世田谷文学館 |
料金 | 一般 200円 / 高校・大学生 150円 / 65歳以上、小・中学生 100円 |
公式URL | 公式ホームページはこちら |
主催 | 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館 |
お問い合わせ先 | 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館 |