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世田谷区の駅・鉄道一覧

公開日:2016年6月13日

東急世田谷線の電車

東京23区で2番目の面積を持つ世田谷区内には鉄道駅も多く、区内には私鉄3鉄道8路線(東急東横線は線路だけ)が走り、総延長約37km、41の鉄道駅が存在します。同じく23区でも外側に位置する杉並区、練馬区、板橋区、足立区、江戸川区などと比べると圧倒的に多い駅数を持ち、23区でもトップクラスの鉄道区となっています。

一方で、JRや東京メトロ、都営地下鉄は走っていないなど、世田谷区だけの特徴もあります。

JRと東京メトロ・都営地下鉄がない。けど、乗り入れはある

世田谷区内の鉄道路線には東京の鉄道の中心となる「JR」と「東京メトロ」、「都営地下鉄」がいずれもありません。

東京23区の中で「JR」の駅がないのは世田谷区の他に練馬区と文京区、目黒区と合計4区です。文京区と目黒区は駅はないのですが、JRの線路は走っています。一方で、世田谷区と練馬区にはJRの線路自体がありません。

次に23区の中で「東京メトロ」が走っていないのは、世田谷区の他に大田区と葛飾区の合計3区です。「都営地下鉄」が走っていないのは、世田谷区の他に、目黒区、杉並区、北区、荒川区、足立区、葛飾区の合計7区です。

そのため、東京23区の中で「JR」と「東京メトロ」の駅がいずれもないのは実は世田谷区だけです。「JR」と「都営地下鉄」が両方ないのは、世田谷区と目黒区、「東京メトロ」と「都営地下鉄」が両方ないのは、世田谷区と葛飾区のそれぞれ2区だけです。

一方で、JRは小田急小田原線に、東京メトロは小田急小田原線や東急田園都市線などに、都営地下鉄は京王京王線などに乗り入れているため、世田谷区はいずれの鉄道会社の駅もないにもかかわらず、3つの会社の全ての列車を見ることもできるという、少し特殊な場所でもあります。

交通の南北問題も課題に

世田谷区を走る鉄道は北から「京王電鉄」「小田急鉄道」「東京急行電鉄」の3つの私鉄がありますが、いずれも基本的には都心方向に向かって東西方向に走っており、南北に接続する路線は「東急世田谷線」のみとなっています。(京王井の頭線や東急田園都市線も方向は一部南北ですが、都心に向かって東西接続をする路線です)

そのため、南北の主要駅間は基本的には路線バスで接続されており、車での移動が中心となりますが、南北をつなぐ主要道路の環状八号線は渋滞がひどく、区内の道路を網の目のように走るバス路線も遅れることが多いなど、南北間の交通は長年大きな課題となっています。

解決に向けては、環状八号線沿いの大田・世田谷・杉並・練馬・板橋・北区の6区を走る総延長44.6kmの新しい公共鉄道を作るという「エイトライナー」構想があります。検討を行うための「エイトライナー促進協議会」は世田谷区役所に住所を置いていますが、1994年に協議会が発足して以来調査等は行われているものの、具体化はしていません。

一方で、異なる3つの鉄道会社が北から順番に走っていることで、それぞの沿線ごとに特徴があり、同じ区内でも主要駅ごとに様子が全く異なるというのも世田谷ならではでしょうか。

それでは、世田谷区内の鉄道路線を1つずつ紹介していきます。

京王電鉄

世田谷区の最も北側を走る鉄道が「京王電鉄」です。北端を杉並区との区境を沿うような形で「京王線」が延び、渋谷方面へは「井の頭線」通ります。

京王京王線

京王京王線は、新宿駅と八王子駅(東京都八王子市)を結ぶ路線距離37.9kmの鉄道路線で、全32駅中7駅が区内にあります。列車種別は近年変遷が続いており、かつては「特急」「準特急」「急行」「区間急行」「快速」「各駅停車」がありましたが、2018年2月からは「京王ライナー」が加わり7種類となりました。これが2022年3月のダイヤ改正で「準特急」が「特急」に統合され、現在は6種別となっています。「京王ライナー」に関しては、開始当初は区内に停車駅はありませんでしたが、2021年10月のダイヤ改正により明大前が停車駅に加わりました(上りは降車、下りは乗車のみ)。

世田谷区内の駅は、新宿から5番目(京王新線含む)となる「代田橋」駅から始まります。線路がほぼ杉並区との区境近くを走っているため、途中には「下高井戸」のように地名は杉並であるものの住所は世田谷にある駅や、逆に、「八幡山」のように地名は世田谷であるものの、住所は杉並にあるという駅もあります。主には住宅地近くの駅を結ぶため有名な駅はあまりなく、区内の京王線で最も利用者が多いのは2022年から特急停車駅となった「千歳烏山」駅です。京王ライナーの停車駅である「明大前」駅は、井の頭線との合算ではかつては利用者が多かったものの、コロナ禍以降は合算でも「千歳烏山」駅が逆転しています。但し「明大前」駅は乗り換え駅でもあり、京王線単独では以前から「千歳烏山」駅の方が利用者数が多かったです。また明大前の駅名由来となった駅北側にある明治大学のキャンパスも、杉並区に位置しています。

京王線は都営地下鉄新宿線に相互乗り入れをしているため、世田谷区内でも都営の緑色列車を見かけることもあります。八王子方面に乗っていけば、調布や府中に接続し、一部は北野から高尾線に乗り入れて高尾山方面に行く列車もあります。

乗り換えは路線は、「明大前」駅で「京王井の頭線」に、「下高井戸」駅では「東急世田谷線」に接続しています。ほとんどの駅が「区間急行」までしか止まらず、それ以上早い列車が止まるのは「特急」「京王ライナー」停車駅である「明大前」駅と、「特急」停車駅である「千歳烏山」駅の2つだけです。そのため、「千歳烏山」に行く以外であれば、各駅停車の列車に乗っても所要時間はあまり変わりません。

駅名 住所 京王ライナー 特急 急行 区間
急行
快速 各駅
停車
新宿から
(早くて大体)
新宿から
(各駅で日中)
代田橋駅 世田谷区大原2-18-9 × × × × × 6分 7分
明大前駅 世田谷区松原2-45-1 6分 9分
下高井戸駅 世田谷区松原3-29-17 × × × × 9分 10分
桜上水駅 世田谷区桜上水5-29-52 × × 10分 11分
上北沢駅 世田谷区上北沢4-14-3 × × × × × 13分 13分
(八幡山駅) × × × × 14分 15分
芦花公園駅 世田谷区南烏山3-1-16 × × × × × 16分 18分
千歳烏山駅 世田谷区南烏山6-1-1 × 11分 20分

京王井の頭線

京王井の頭線は、渋谷駅と吉祥寺駅(東京都武蔵野市)を結ぶ路線距離12.7kmの鉄道路線です。全17駅中5駅が区内にあり、「急行」「各駅停車」の列車種別があります。

世田谷区内の駅は、渋谷から4番目となる「池ノ上」駅から始まります。区内では渋谷から北西方面に走っており、途中の有名駅には「下北沢」があります。他に相互乗り入れをしている鉄道会社はなく、元々小田急の路線であったこともあり、京王鉄道では唯一、他の路線よりも狭い1067mmの軌間となっています。レインボーカラーと、列車のカラー数が多いことでも知られています。

乗り換えは路線は、「下北沢」駅で「小田急小田原線」に、「明大前」駅で「京王京王線」に接続しています。急行停車駅は「下北沢」と「明大前」の2駅です。路線距離の割には駅数が多いため、駅間距離は短く、区内の井の頭線駅はいずれも1キロメートル未満の距離で位置しています。

駅名 住所 急行 各駅
停車
渋谷から
(早くて大体)
渋谷から
(各駅で日中)
池ノ上駅 世田谷区代沢2-43-8 × 4分 4分
下北沢駅 世田谷区北沢2-23-9 4分 6分
新代田駅 世田谷区代田5-30-18 × 7分 7分
東松原駅 世田谷区松原5-2-6 × 8分 9分
明大前駅 世田谷区松原2-45-1 7分 11分

小田急電鉄

世田谷区の鉄道で中間位置を走るのが「小田急電鉄」です。主要路線の小田原線のみがあり、駅数も10駅のみと区内の私鉄では最も少ない数です。

小田急小田原線

小田急小田原線は、新宿駅と小田原駅(神奈川県小田原市)を結ぶ路線距離82.5kmの鉄道路線です。ロマンスカーが走る路線としても知られており、全47駅中10駅が区内にあります。列車種別は、複々線化工事完了前までは「特急(ロマンスカー)」「快速急行」「急行」「多摩急行」「準急」「各駅停車」がありましたが、複々線化工事が完了した2018年3月には「多摩急行」が廃止され「通勤急行」と「通勤準急」が加わり、7種類となっています。

世田谷区内の駅は、新宿から6番目となる「東北沢」駅から始まります。高い混雑率が問題となっていた小田原線は東北沢~和泉多摩川間で複々線化工事が進められ、全域が対象となっていた区内の工事は2017年度に完了、着工前に比べ、混雑率の緩和、所要時間の短縮、運行本数の増加など多くのメリットがもたらされました。

複々線化工事の完了に合わせた2018年3月のダイヤ改正では、停車駅などにも大きな変更があり、「準急」の停車駅に関して、「千歳船橋」駅、「祖師ヶ谷大蔵」駅が追加され、これまで平日の上り朝方ラッシュ時は停車していなかった「経堂」駅には全準急が停車するようになりました。また前述のように「通勤準急」が追加されましたが、こちらは平日朝のラッシュ時間帯のみの運行となり、区内では改正前の「準急」と同じ(経堂を含む)停車駅となります。同じく平日朝のラッシュ時間帯のみの「通勤急行」は、「経堂」駅には停車しません。

以後もダイヤ改正の度に毎年多少の変動があり、「経堂」駅に関しては2019年3月のダイヤ改正で停車する急行の時間帯が拡大し、2022年3月のダイヤ改正で、終日急行停車駅(通勤急行除く)となりました。

途中の有名駅には「下北沢」駅があり、その後は住宅地の駅が続き、高級住宅地・成城の最寄り駅である「成城学園前」駅もあります。複々線化工事に伴い駅の高架化や地下化も進んでおり、駅周辺は全て踏み切りがなくなっています。「東北沢」「下北沢」「世田谷代田」「成城学園前」は地下化されており、「梅ヶ丘」「豪徳寺」「経堂」「千歳船橋」「祖師ヶ谷大蔵」「喜多見」は高架化されています。

小田原線は東京メトロ千代田線と相互直通運転をしているため、世田谷区内でも東京メトロの緑色車両を見かけることがあります。さらに2016年3月からは、千代田線を経由してJR東日本の常磐緩行線まで相互直通運行を開始したため、常磐緩行線の車両も区内で見かけるようになりました。小田原方面に乗っていけば、町田、海老名や厚木に接続し、多摩線乗換えで多摩動物公園や、江ノ島線乗換えで江ノ島、箱根登山鉄道乗換えで箱根など、様々な観光地へも出ることができます。

乗り換えは路線は、「下北沢」駅で「京王井の頭線」に、「豪徳寺」駅では「東急世田谷線」に接続しています。多くの駅が各駅停車のみの停車駅で「快速急行」が止まるのは「下北沢」のみ、急行は「下北沢」「成城学園前」「経堂」の3駅だけです。

ロマンスカーに関しては「成城学園前」駅にのみ一部が停車します。2018年3月に2種類が加わって11種類となった車種のうち、「メトロモーニングウェイ」(2018年新設)は一部のみ、当初は一部のみだった「メトロホームウェイ」は2022年3月のダイヤ改正により全列車が、「メトロはこね」「メトロえのしま」(2018年新設)は全列車が停車します。少々分かりづらいのですが、「モーニングウェイ」や「ホームウェイ」など、新宿発のロマンスカーは成城学園前には停車せず、停車するのは頭に「メトロ」が付く東京メトロ千代田線経由の列車のみとなっています。

駅名 住所 特急 快速
急行
急行 通勤急行 通勤準急 準急 各駅
停車
新宿から
(早くて大体)
新宿から
(各駅で日中)
東北沢駅 世田谷区北沢3-1-4 × × × × × × 8分 8分
下北沢駅 世田谷区北沢2-24-2 × 7分 10分
世田谷代田駅 世田谷区代田2-31-12 × × × × × × 12分 12分
梅ヶ丘駅 世田谷区梅丘1-31-21 × × × × × × 13分 13分
豪徳寺駅 世田谷区豪徳寺1-43-4 × × × × × × 15分 15分
経堂駅 世田谷区経堂2-1-3 × × × 11分 17分
千歳船橋駅 世田谷区船橋1-1-5 × × × × × 17分※2 19分
祖師ヶ谷大蔵駅 世田谷区祖師谷1-7-1 × × × × × 19分 21分※1
成城学園前駅 世田谷区成城6-5-34 × 13分 23分
喜多見駅 世田谷区喜多見9-2-26 × × × × × × 26分※2 26分

※1 代々木上原で「準急」に乗り換えた場合。準急は全て千代田線乗り入れのため新宿からの直通は無し。
※2 成城学園前で乗り換えた方が早い場合もあり

東急電鉄

世田谷区の南部を走るのが「東急電鉄」です。区内を唯一南北に結ぶ世田谷線もあり、区内の私鉄では最多の駅数を持つ鉄道会社です。

東急田園都市線

東急田園都市線は、渋谷駅と中央林間駅(神奈川県小田原市)を結ぶ路線距離31.5kmの鉄道路線です。全27駅中6駅が区内にあり、「急行」「準急」「各駅停車」の列車種別があります。

世田谷区内の駅は、渋谷から2番目となる「池尻大橋」駅から始まります。区内を走る渋谷~二子玉川間は東急初の地下鉄路線である「新玉川線」として1977年に開通し、2000年に二子玉川以降の路線であった「田園都市線」に名称が統一されました。この区間は、世田谷区内唯一の「地下鉄」でもあります。路線距離の割には駅数は少なく、途中は「池尻大橋」「三軒茶屋」「二子玉川」といった有名駅があります。

この「新玉川線」として開通した区間は、かつては「東急玉川線」が路面電車として走っていた区間であり、「玉電」の通称でも親しまれていました。交通量の増加から1969年に廃止され、地下化の工事へと繋がっています。

元々旧新玉川線は「東京11号線」として、東京メトロ半蔵門線と一体化して計画された地下鉄路線であったため、東京メトロ半蔵門線と相互直通運転をしており、世田谷区内でも半蔵門線の紫色車両を見かけることがあります。2003年に半蔵門線の水天宮前~押上間が開通したのに伴い、東武伊勢崎線・日光線とも相互直通運転を開始し、関東最大の私鉄である東武鉄道の車両も区内を走るようになりました。二子玉川を出ると、川崎市、横浜市と通り、再び町田市で東京都に入り、最終的に神奈川県大和市に出ます。

乗り換えは路線は、「三軒茶屋」駅で「東急世田谷線」に、「二子玉川」駅では「東急大井町線」に接続しています。区内は全駅「準急」停車駅となっており、急行停車駅は「三軒茶屋」「二子玉川」の2駅です。

駅名 住所 急行 準急 各駅
停車
渋谷から
(早くて大体)
渋谷から
(各駅で日中)
池尻大橋駅 世田谷区池尻3-2 × 2分 2分
三軒茶屋駅 世田谷区太子堂2-15 5分 5分
駒沢大学駅 世田谷区上馬4-3 × 6分 7分
桜新町駅 世田谷区桜新町2-8 × 9分 10分
用賀駅 世田谷区用賀2-39 × 11分 12分
二子玉川駅 世田谷区玉川2-22-13 11分 14分

東急大井町線

東急大井町線は、大井町駅(東京都品川区)と溝の口駅(神奈川県川崎市高津区)を結ぶ路線距離12.4kmの鉄道路線です。全16駅中5駅が区内にあり、「急行」「各駅停車」の列車種別があります。

世田谷区内の駅は、大井町から11番目となる「九品仏」駅から始まります。目黒区との区界近くにある「自由が丘」駅は住みたい街ランキングで上位の常連としても知られていますが、駅は目黒区にあり、駅の北側が目黒区、南と西側が世田谷区と、両区にまたがるような地域です。さらに「自由が丘」から大井町側に1駅手間にある「緑が丘」駅も駅は目黒区にありますが、すぐ西側が世田谷区となっており、大井町線の線路は、「緑が丘」駅を出た後でわずかですが一旦世田谷区に入り、その後再度目黒区に出て「自由が丘」に至るようになっています。

主に住宅街を通るためにあまり有名な駅はなく、等々力渓谷がある「等々力」などを通り、「二子玉川」は田園都市線と共通の駅となっています。二子玉川以降は田園都市線の複々線化路線を通り、次の溝の口駅が終点となります(一部普通列車は溝の口駅までの2駅間も田園都市線の駅を利用して停車します)。急行の一部は田園都市線に直通しており、2019年3月のダイヤ改正により運転区間が「中央林間」駅まで延長されています。

乗り換えは路線は、「二子玉川」駅で「東急田園都市線」に接続しています。「二子玉川」駅を除き、区内は全て各駅停車のみの停車駅です。

駅名 住所 急行 各駅
停車
大井町から
(早くて大体)
大井町から
(各駅で日中)
九品仏駅 世田谷区奥沢7-20-1 × 16分 17分
尾山台駅 世田谷区等々力5-5-7 × 17分 19分
等々力駅 世田谷区等々力3-1-1 × 18分 20分
上野毛駅 世田谷区上野毛1-26-6 × 20分 22分
二子玉川駅 世田谷区玉川2-22-13 16分 24分

東急目黒線

東急目黒線は、目黒駅(東京都品川区)と日吉駅(神奈川県横浜市港北区)を結ぶ路線距離11.9kmの鉄道路線です。全13駅中1駅が区内にあり、「急行」「各駅停車」の列車種別がありますが、区内に急行停車駅はありません。

世田谷区内の駅は、目黒駅から7番目となる「奥沢」駅のみです。「奥沢」駅を出た後は途中で東急東横線の複々線の線路に合流する形となり、終点の日吉まで東横線と並行しています。「奥沢」の次は高級住宅街で知られる大田区の「田園調布」駅となり、田園調布の北側には世田谷区の玉川田園調布も隣接しています。

駅は「奥沢」のみですが、この地域は世田谷区の南部で東に突き出たような場所のため、北側は目黒区、東と南側は大田区と他の区に囲まれています。そのため目黒線も、目黒区から入り大田区へ抜けていくような形になっています。奥沢は世田谷区内でも屈指の高級住宅地として知られていますが、北は自由が丘、南は田園調布と有名な町に囲まれていることもあり、あまり知名度は高くありません。

東京メトロ南北線と相互直通運転をしており、南北線を経由して、埼玉高速鉄道線も乗り入れています。都営地下鉄三田線とも相互直通運転を実施しているため、区内でも東京メトロと都営地下鉄の両地下鉄車両が通っています。2023年3月に東急新横浜線が開通したことに伴い、相模鉄道(相鉄線)との相互直通運転も開始されました。区内での乗り換え路線はありません。

駅名 住所 急行 各駅
停車
目黒から
(早くて大体)
目黒から
(各駅で日中)
奥沢駅 世田谷区奥沢3-47-17 × 10分 13分

東急世田谷線

東急世田谷線は、世田谷区内の三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ総延長5.0kmの路線です。全10駅全てが区内にあり、列車種別は「各駅停車」のみです。

世田谷区内のみを走るローカル路線で、駅間の距離は全て1km未満と接近しています。世田谷区内では唯一南北に交通を結ぶ路線であり、都電荒川線と共に都内に残る数少ない路面電車でもあります。但し路面を走るのは環七を横断するごく一部の区間のみのため、実際にはほとんどが専用軌道となっています。

車両は10編成で運行されていますが全てカラーが違ったり、環七と交差する線路には道路と同じ信号が設けられ車と一緒に信号待ちをするなど、区内でも特徴的な路線となっています。

始発終着の「三軒茶屋」と「下高井戸」のほか、途中には世田谷区役所の最寄り駅となる「世田谷」駅や、吉田松陰を奉る松蔭神社の最寄り駅である「松陰神社」駅などがあります。他の鉄道会社への乗り入れはありません。

乗り換え路線は、「三軒茶屋」駅で「東京田園都市線」、「山下」駅で「小田急小田原線」(豪徳寺駅)、「下高井戸」駅で「京王京王線」に接続しています。

駅名 住所 各駅
停車
三軒茶屋から
(各駅で日中)
三軒茶屋駅 世田谷区太子堂4-1-1 0分
西太子堂駅 世田谷区太子堂4-10-3 1分
若林駅 世田谷区若林4-3-15 3分
松陰神社前駅 世田谷区若林4-21-16 5分
世田谷駅 世田谷区世田谷4-9-6 6分
上町駅 世田谷区世田谷3-4-3 7分
宮の坂駅 世田谷区宮の坂1-24-7 10分
山下駅 世田谷区豪徳寺1-44-5 12分
松原駅 世田谷区松原4-10-8 14分
下高井戸駅 世田谷区松原3-29-17 17分

東急東横線

東急東横線は、渋谷駅と横浜駅を結ぶ路線距離24.2kmの路線です。全21中世田谷区内には駅はありませんが、「自由が丘」駅と「田園調布」駅間の線路が区内を横切っており、途中で目黒線の線路が合流しています。

東横線は、横浜高速鉄道みなとみらい線、東京メトロ副都心線と相互直通乗り入れをしており、副都心線を介して、東武東上線と西武池袋線とも相互直通運転を行っています。前述の目黒線と同様、2023年3月に東急・新横浜線が開通したことにより、相模鉄道(相鉄線)との相互直通運転も開始されました。

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