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池尻(世田谷区)とは 生活・交通・教育の基本情報

公開日:2023年2月17日

池尻

池尻(いけじり)は、世田谷区の世田谷地域と北沢地域に含まれ、区東端に位置し、東側は目黒区に接しています(掲載情報は2023年2月時点のものとなります)。

池尻の基本情報

南から北に1~4丁目があり、行政区分では、1~3丁目の全域と4丁目の1~32番は池尻地区(世田谷地域)に含まれ、4丁目の33番~39番は代沢地区(北沢地域)に含まれます。代沢地区に含まれるのは、4丁目の北西部に細長く伸びている部分です。

2丁目と3丁目の境となるほぼ中央を玉川通り(国道246号線)が東西に走り、そこに交差する三宿通り(都道420号線)が池尻と三宿の間を分ける形で南北に通っています。

北部にはかつての河川を暗渠にした緑道があり、3丁目と4丁目の間を通る目黒緑道に、三宿との間を通る北沢川緑道と烏山川緑道を合わせて、3つの緑道が通っています。南部には世田谷公園もあるなど、渋谷に近い区東部では、比較的緑が多いエリアとも言えます。

南部の1丁目、2丁目はかつて日本陸軍の駒沢練兵場があった場所となり、その跡地でもある1丁目は、西側に世田谷公園、東側に自衛隊の三宿駐屯地が広がっています。

面積と人口

池尻1丁目 池尻2丁目 池尻3丁目 池尻4丁目 合計
面積(平方キロ) 0.202 0.19 0.215 0.247 0.854
人口 1,471 4,559 4,817 5,671 16,518
世帯数 791 2,909 3,223 2,883 9,806

隣接地域

東側: 目黒区
西側: 三宿、太子堂、下馬
南側: 下馬
北側: 代沢

池尻の地名の由来

かつての荏原郡池尻村。江戸時代は幕府領。区によると、目黒川沿いの低地であったこの地には、かつて大きな池があったと言われており、その池の下の端にある土地、から名付けられたと言われています。

池尻の公共施設

池尻まちづくりセンター(東京都世田谷区池尻3-27-21)
世田谷区の行政窓口です。証明書の発行手続き代行や、国民健康保険の被保険者証などの再交付、妊娠の届出や、小中学校への入学の届出などが行えます。転出入など引っ越しに関する手続きは出来ません。

同じ施設に、池尻あんしんすこやかセンターと社会福祉協議会池尻地区事務所があります。

池尻図書室(東京都世田谷区池尻3-27-21)
池尻まちづくりセンターの2階の1室に入る、世田谷区立図書館の図書室です。図書館よりは蔵書は少なく、資料数は1万8,535点(2020年3月31日現在)となっています。

池尻区民集会所(東京都世田谷区池尻3-27-21)
池尻まちづくりセンターの地下1階に第1会議室(定員100人)が、3階に第2会議室(定員60人)があります。

池尻地区会館(東京都世田谷区池尻2-3-11)
池尻複合施設の2階に入る地区会館です。会議室が4つに、多目的室と大広間をそれぞれ1つずつ備えています。

プレスポ池尻児童館(東京都世田谷区池尻2-3-11)
池尻複合施設の2階に入る児童館です。都内で最も古い児童館であり、2013年に現在地に移転しています。世田谷地域の中高生支援館でもあり、幼児や小学生だけでなく、中高生世代のあそび場や居場所ともなっています。

せたがや がやがや館(東京都世田谷区池尻2‒3‒11)
池尻複合施設の3、4階に入る区立健康増進・交流施設です。高齢者を中心とした多くの世代のための健康増進施設となっています。運動室や交流室、娯楽室、キッチンを備えた会議室などがあり、様々な運動プログラムも提供されています。

平和資料館(東京都世田谷区池尻1-5-27 世田谷公園内)
「せたがや未来の平和館」の愛称を持つ、平和資料館です。世田谷公園内にあります。元々はせたがや平和資料室として区立玉川小学校内に開設されましたが、2015年8月に現在地に移転し、平和資料館となりました。太平洋戦争の体験や記憶を後世に伝える場となっています。

池尻の交番・消防署

三宿交番(東京都世田谷区池尻2丁目4番15号)
三宿通りに面し、池尻小学校に隣接する交差点にある交番です。

池尻の郵便局

世田谷池尻郵便局(東京都世田谷区池尻3-28-5)
三宿通りに面した場所にある小型の郵便局です。駐車場はありません。

世田谷淡島郵便局(東京都世田谷区池尻4-38-13)
淡島通りに面した場所にある小型の郵便局です。駐車場はありません。

池尻の交通情報

鉄道

池尻大橋駅
東急田園都市線の地下駅。準急停車駅。池尻3丁目に位置し、池尻地区の東端にあります。

地下1階に改札、地下2階にホームがあり、地上には東口、西口、南口、北口の4つの出口があります。

バス

バス路線

渋谷に近く、大通りの玉川通りが通っていることで、渋谷駅を発着する路線が多く走っています。バス路線は、玉川通り、三宿通り、淡島通りを通ります。

東急バス
渋05: 渋谷駅~向天神橋~弦巻営業所
渋11: 渋谷駅~東京医療センター前~田園調布駅
渋12: 渋谷駅~東京医療センター前~田園調布駅
渋21: 渋谷駅~三軒茶屋~上町駅
渋22: 渋谷駅~農大前~用賀駅
渋23: 渋谷駅~上町~祖師ヶ谷大蔵駅
渋31: 渋谷駅~下馬一丁目(循環)~渋谷駅
渋32: 渋谷駅~野沢龍雲寺(循環)~渋谷駅
渋82: 渋谷駅~深沢不動前~等々力

渋51: 渋谷駅~駒場・淡島~若林折返所
渋52: 世田谷区民会館~東急百貨店本店前・渋谷駅~世田谷区民会館

小田急バス
渋26: 渋谷駅~三軒茶屋~調布駅南口
渋54: 渋谷駅~淡島~梅ヶ丘駅
渋54: 渋谷駅~梅ヶ丘駅~経堂駅

東急/小田急バス共同運行
渋24: 渋谷駅~農大前~成城学園前駅西口

バス停

※三宿通り、淡島通りは隣接地域との堺にあるため、バス停は池尻内にない場合もあります。

池尻大橋(玉川通り/渋谷方面への上りのみ)
「渋05」「渋11」「渋12」「渋21」「渋22」「渋23」「渋24」「渋26」「渋32」「渋82」

池尻(玉川通り)
「渋05」「渋11」「渋12」「渋21」「渋22」「渋23」「渋24」「渋26」「渋31」「渋32」「渋82」

三宿(玉川/三宿通り)
「渋05」「渋11」「渋12」「渋21」「渋22」「渋23」「渋24」「渋26」「渋31」「渋32」「渋82」

自衛隊中央病院入口(三宿通り)
「渋31」「渋32」

駒繁小学校入口(三宿通り)
「渋31」「渋32」

池尻住宅前(淡島通り)
「渋51」「渋52」「渋54」

代沢一丁目(淡島通り)
「渋51」「渋52」「渋54」

道路

2丁目と3丁目の間を大通りとなる「玉川通り(国道246号線)」が東西に通っています。その上を首都高速道路3号渋谷線が通っており、「池尻出口」がありますが、入口は名前は池尻であるものの、場所は隣接する目黒区側にあります。

玉川通りと交差し、三宿との堺を分ける形で三宿通り(都道420号線)が南北に通っています。以前この三宿通りは三宿の住宅街の中で終わっていたのですが、2022年10月に補助第26号線の一部が開通して、池尻内を通り北の淡島通りまで接続されました。池尻とその北の代沢は、この淡島通り(都道423号)が東西に走る形で堺となっています。

池尻の保育園

池尻保育園(東京都世田谷区池尻2‒3‒11)
世田谷区立の保育園です。池尻複合施設の1階に入ります。1歳~5歳の定員110名。

池尻かもめ保育園(東京都世田谷区池尻2-5-8)
区内11箇所で保育園を展開している社会福祉法人杉の子保育会が運営する、私立の認可保育園です。0歳~5歳の定員113名。

わらべうた三宿保育園(東京都世田谷区池尻3-23-2 2階)
HITOWAグループのHITOWAキッズライフが運営する私立の認可保育園です。0歳~2歳の定員35名。

池尻の学校

小学校

区立池尻小学校(東京都世田谷区池尻2-4-10)
世田谷区立の小学校です。隣接地にあった旧池尻中学校とグラウンドを共用していたこともあり、区内の小学校ではもっとも広い敷地面積と最も広い校庭があります。

池尻中学校の跡地は、世田谷ものづくり学校として利用されていましたが、こちらは耐震性能に関して補強工事の必要性が生じたこともあり、2022年5月に終了。その後産業活性化の拠点として整備されることが決まったため、2022年12月に改修工事が始まり、池尻小学校の校庭はそれまでの約7割に縮小しました。

池尻小学校の通学区域は、池尻1~2丁目、下馬2丁目29~32番、39~44番、太子堂1丁目1~3番、4番1~16号、18号、19号、21号、23号、25号~となっています。北側の3丁目は三宿の三宿小学校、4丁目も三宿の多聞小学校が校区となっています。

各学年2クラスの計12クラスは、61ある世田谷区立小学校の中では、中里小学校の9クラスに次いで少ないグループのクラス数となります。

中学校・高校(中高一貫)

・区立中学校は存在していません。

筑波大学附属駒場中学・高校(東京都世田谷区池尻4-7-1 )
国立筑波大学付属の中高一貫校で、「筑駒」の略称で知られる男子校です。都内では偏差値トップ、全国でも屈指の進学校です。

駒場東邦中学校・高校(東京都世田谷区池尻4-5-1)
前述の筑駒に隣接する地にある私立の中高一貫校男子校です。こちらも東大に毎年数十人が進学している、全国トップレベルの進学校として知られます。

旧池尻中学校
池尻小学校に隣接地にかつてあった区立中学校です。グラウンドは小学校と共用していていました。

学生数の増加に対応するため、1955年に旧新星中(現三宿中)から分離して開校したものの、学生数が減少したため、2004年に再び新星中と統合することになりました。統合後の中学は、校舎は新星中のものを使用し、校名は三宿中と変更になっています。

その他学校

都立青鳥特別支援学校(東京都世田谷区池尻1-1-4)
都立の知的障害特別支援学校です。高校生を対象としており、普通科、職能開発科が設置されています。

池尻の公園

世田谷公園(東京都世田谷区池尻1-5-27)
区立公園。面積78,957.18平方メートル。地区公園に分類されます。昭和34年8月22日開園。

世田谷地域では最も広い公園で、敷地は国からの無償貸与となっています。休日にはミニSLが走り、夏には屋外プールが開放されるなど、多様な設備を持ちます。ミニカートがある交通広場や、スケートボード広場の「SL PARK」、D51機関車の展示等もあり、その他、軟式野球場、テニスコート、洋弓場、プレーパークがあます。駐車場も32台分備えています。

池尻南公園(東京都世田谷区池尻3-21-4)
区立公園。面積760.33平方メートル。街区公園に分類されます。旧池尻児童遊園。平成9年12月4日開園。健康器具、水道、時計があります。

池尻三丁目公園(東京都世田谷区池尻3-27-21)
区立公園。面積4,160.79平方メートル。街区公園に分類されます。昭和56年3月31日開園。球戯広場、砂場、水道、災害用マンホールトイレ、防火用貯水槽があります。

淡島通り公園(東京都世田谷区池尻4-29-18)
区立公園。面積266.89平方メートル。ぽけっと公園に分類されます。旧池尻北小緑地。昭和54年12月1日開園。砂場、水道、防火用貯水槽があります。

池尻のスーパー

オーケー 池尻大橋店(東京都世田谷区池尻3-27-11)
ディスカウントスーパー「オーケー」の店舗です。23台分の駐車場も併設しています。2階建ての店舗で食料品から日用品まで取り扱っています。

オオゼキ 池尻店(東京都世田谷区池尻3-27-24)
世田谷に本社があり、区内では見かけることも多いスーパー「オオゼキ」の店舗です。24台分の駐車場も併設しています。

まいばすけっと池尻3丁目店(東京都世田谷区池尻3-27-30)
イオングループの都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」の店舗です。

まいばすけっと 池尻大橋駅西店(東京都世田谷区池尻3-20-1 ロアール池尻)
イオングループの都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」の店舗です。2021年5月にオープンしました。

その他施設

自衛隊中央病院(東京都世田谷区池尻1-2-24)
東京都指定の救急告示医療機関。自衛隊の三宿駐屯地内にある総合病院で30の診療科があります。自衛隊の職域病院であると同時に、一般診療も行っています。500床の病床を持ち、緊急郵送用のヘリポートも備えています。

古畑病院(東京都世田谷区池尻2-33-10)
東京都指定の救急告示医療機関。消化器内科・内科・外科・整形外科・肛門外科・リハビリテーション科があり、39床の病床を持つ病院です。

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