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世田谷の美術館・博物館・ギャラリー一覧

公開日:2021年2月12日

世田谷美術館の看板

多くの文化人や芸術家のゆかりの地ともなった世田谷には、芸術的施設も多数存在します。ここでは、世田谷にある美術館や博物館、資料館を一覧で紹介します。また、個展などにも利用できる区内のギャラリーの情報もまとめています。

公立の美術館

世田谷美術館

都立砧公園内に位置する美術館で、1986年3月に開館しました。公益財団法人のせたがや文化財団が運営しています。世田谷にゆかりがある作品を多く所蔵しており、約1万5000点の収蔵作品を持ちます。収蔵物に関しては、「ミュージアムコレクション」の収蔵品展が定期的に開催されており、国内外の作品を集めた「企画展」も毎回テーマを決めて行われています。区民の作品発表の場となる区民ギャラリーも併設しています。

名称 世田谷美術館
住所 東京都世田谷区砧公園1-2
詳細 世田谷美術館の詳細はこちら

宮本三郎記念美術館(世田谷美術館分館)

洋画家・宮本三郎の住居があった土地を世田谷区が遺族から寄贈を受け、2004年4月に開館しました。世田谷美術館の分館として、せたがや文化財団が運営しています。遺族から寄贈を受けた油彩や水彩・素描など約4000点近くの作品と、1万冊以上の旧蔵書などの収蔵品を持ちます。年に2~3回、テーマを入れ替えた展覧会を行っています。

名称 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館
住所 東京都世田谷区奥沢5-38-13
詳細 宮本三郎記念美術館の詳細はこちら

向井潤吉アトリエ館(世田谷美術館分館)

洋画家・向井潤吉より、自宅兼アトリエとその土地および作品の寄贈を受けて、1993年7月に開館しました。世田谷美術館の分館として、せたがや文化財団が運営しています。向井潤吉やそのゆかりの作品を、年に2~3回、テーマを入れ替えて展覧会を行っています。

名称 世田谷美術館分館 向井潤吉アトリエ館
住所 東京都世田谷区弦巻2-5-1
詳細 向井潤吉アトリエ館の詳細はこちら

清川泰次記念ギャラリー(世田谷美術館分館)

画家・清川泰次のアトリエ兼住宅を遺族から世田谷区が寄贈を受けて、2003年11月に開館しました。世田谷美術館の分館として、せたがや文化財団が運営しています。収蔵作品は、年に2~3回、テーマを入れ替えた展覧会で紹介されています。区民に貸出をしている区民ギャラリーも併設しています。

名称 世田谷美術館分館 清川泰次記念ギャラリー
住所 東京都世田谷区成城2-22-17
詳細 清川泰次記念ギャラリーの詳細はこちら

公立の博物館・資料館

世田谷文学館

23区初の近代総合文学館として、1995年にオープンしました。世田谷美術館と同じく、せたがや文化財団が運営しています。主に明治以降の世田谷区にゆかりのある文学と文学者に関する資料として、約9万点以上の資料を収蔵しています。ライブラリーや喫茶室「喫茶どんぐり」、ミュージアムショップも併設しています。

名称 世田谷文学館
住所 東京都世田谷区南烏山1-10-10
詳細 世田谷文学館の詳細はこちら

生活工房

美術館でも、博物館でも、公民館でもないユニークな公共文化施設して、せたがや文化財団が運営しています。「日常の暮らしに身近な」ものを扱う展示やセミナー、ワークショップなど、地域に密着したイベントを開催しています。ワークショップやミーティングに利用できる部屋の貸出も行っています。

名称 世田谷文化生活情報センター生活工房
住所 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内
詳細 世田谷文化生活情報センター生活工房の詳細はこちら

次大夫堀公園民家園

江戸時代後期から明治時代初期にかけての農村風景を再現した「民家園」です。次大夫堀公園民家園では、名主屋敷や民家、消防小屋などか復元され、園内には次大夫堀や水田もあります。建物には自由に入ることができ、また、昔の生活や遊び、風習などを体験できるイベントも定期的に開催されています。

名称 次大夫堀公園民家園
住所 東京都世田谷区喜多見5-27-14

岡本公園民家園

世田谷区内でかつて見られた農村の風景を再現している「農家園」です。岡本公園民家園は、江戸後期の農家の家屋を復元しており、区の有形文化財第1号でもあります。旧長崎家主屋と土蔵1棟、椀木門があり、次大夫堀同様に、昔の生活や遊び、風習などを体験できるイベントも定期的に開催されています。

名称 岡本公園民家園
住所 東京都世田谷区岡本2-19-1

世田谷区立郷土資料館

世田谷区政30周年事業の一環として、1964年に開館しました。都内では最古となる公立地域博物館であり、代官屋敷の敷地内に位置しています。1987年には新館も増築されました。世田谷区に関する歴史や民俗資料を収集・保存しており、入館料無料で公開されています。2022年4月~2023年8月にかけて、改修工事も行われています。

名称 世田谷区立郷土資料館
住所 東京都世田谷区世田谷1-29-18

世田谷区立平和資料館

太平洋戦争時の資料を中心に展示しながら、世田谷区の平和への取り組みを紹介しています。「せたがや未来の平和館」の愛称も持ちます。1995年にせたがや平和資料室として区立玉川小学校内に開設され、2015年に世田谷公園内に移設し、平和資料館となりました。太平洋戦争時の世田谷区の戦災や被害の様子、学童疎開の様子、また東京大空襲や広島・長崎の原爆の状況などを展示しています。

名称 世田谷区立平和資料館
住所 東京都世田谷区池尻1-5-27

教育総合センター

1988年に完成した教育会館の中に、区立中央図書館と共に入っていた「教育センター」が前身となります。児童・生徒向けに学校の授業では難しい体験学習の場として提供され、また教員向けには教育研究の場として、開放されてきました。2021年12月に「教育総合センター」として、旧若林小学校跡地に移転・オープンしました。STEAM教育を行う「らぼラボ」や、区民交流エリア「えがおの森」、教科書センター、研修室といった施設があります。

名称 教育総合センター
住所 東京都世田谷区若林5-38-1

蘆花恒春園(蘆花記念館と徳冨蘆花旧宅)

都立公園である蘆花恒春園(芦花公園)の中には、明治・大正の文豪、徳冨蘆花の記念館と旧宅があります。記念館には、蘆花の作品や原稿から、手紙や農耕具などの遺品が収蔵されており、一部が展示されています。蘆花が後半生の20年間を過ごしした旧宅は母屋と書院からなります。

名称 蘆花恒春園(蘆花記念館と徳冨蘆花旧宅)
住所 東京都世田谷区粕谷1-20-1
詳細 蘆花恒春園の詳細はこちら

私立の美術館・博物館・資料館

五島美術館

東急の創始者・五島慶太が構想した美術館で、亡くなった翌年の1960年に開館しました。「源氏物語絵巻」や「紫式部絵日記絵巻」など国宝5点、重要文化財50点を含む約5千点の美術品を収蔵します。敷地内には、大東急記念文庫もあり、こちらは「久原文庫」と「井上文庫」を中心として、国宝3点、重要文化財32点を含む古典籍約2万5千点を収蔵しています。

名称 五島美術館
住所 東京都世田谷区上野毛3-9-25
詳細 五島美術館の詳細はこちら

長谷川町子美術館

「サザエさん」の作者である漫画家・長谷川町子と、その姉の長谷川毬子が収集した美術品を展示する美術館です。長谷川町子の作品を専門に扱っていた出版社・姉妹社の書庫・流通センター跡地に1985年に開設されました。姉妹が集めた約800点の美術品を収蔵しています。2020年7月には、分館となる「長谷川町子記念館」もオープンしています。

名称 長谷川町子美術館
住所 東京都世田谷区桜新町1-30-6
詳細 長谷川町子美術館の詳細はこちら

賀川豊彦記念 松沢資料館

大正・昭和期のキリスト教社会運動家・賀川豊彦に関する資料を収集・保存・展示する資料館です。賀川が設立した日本キリスト教団・松沢教会に併設しています。ミュージアム、アーカイブズ、ライブラリーの3つの機能を持ち、建物2階の展示フロアが「ミュージアム」として一般公開されています。

名称 賀川豊彦記念 松沢資料館
住所 東京都世田谷区桜新町1-30-6
詳細 賀川豊彦記念 松沢資料館の詳細はこちら

松本かつぢ資料館

少女漫画の先駆けとして知られる「くるくるクルミちゃん」を代表作に持つ漫画家、松本かつぢのアトリエがあった場所にある資料館です。かつぢの作品や愛用品を所蔵しており、毎週金・土曜日に開館しています。

名称 松本かつぢ資料館
住所 東京都世田谷区玉川4-14-18
ホームページ 松本かつぢ資料館のホームページ

平成記念美術館ギャラリー

平成建設世田谷支店に併設されている、平成建設の美術館です。会社創立25周年を記念して2014年に開館しました。平成建設が所蔵する美術品のコレクション展のほか、陶芸や工芸、絵画など、様々なジャンルの美術品の企画展を行っています。また2階のショールームでは、実際の住空間に飾られた状態の美術品が鑑賞出来ます。

名称 平成記念美術館ギャラリー
住所 東京都世田谷区桜3-25-4
ホームページ 平成記念美術館ギャラリーのホームページ

大学の美術館・博物館・資料館

禅文化歴史博物館

仏教宗派の1つである曹洞宗が、禅の実践と仏教の研究を目的に設立した「学林」を前身とし、「仏教」の教えと「禅」の精神を建学の理念とする駒澤大学にある博物館です。開校120周年記念事業の一環として、2002年に開館しました。禅(仏教・宗教)の文化、歴史を中心とする博物館として一般にも公開されており、駒大の大学史に関する展示も行っています。博物館の建物自体も駒大の中で最も古い建築物であり、東京都による歴史的建造物に指定されています。

名称 禅文化歴史博物館
住所 東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学キャンパス内
ホームページ 禅文化歴史博物館のホームページ

日本大学文理学部資料館

日本の大学に残る唯一の文理学部である日本大学文理学部の資料館です。文理学部が収集した資料を公開する場として、2006年4月に設立され、現在は年に3~5回の展覧会を行い、一般に公開されています。

名称 日本大学文理学部資料館
住所 東京都世田谷区桜上水3-25-40 図書館棟1階
ホームページ 日本大学文理学部資料館のホームページ

「食と農」の博物館

東京農業大学が開設している体験型の博物館です。1階が展示センター、2階が常設・特別展示場、3・4階が進化生物学研究所(入館は2階まで)となっており、建物南側には展示温室バイオリウムもあります。農大による教育・研究成果発信の場として、農大が掲げる「実学」精神に基づいた「実際にモノを見て・触れて・感じてもらうこと」を目指した博物館となっています。

名称 「食と農」の博物館
住所 東京都世田谷区上用賀2-4-28
詳細 「食と農」の博物館の詳細

成城大学民俗学研究所

日本民俗学の創始者である柳田國男が成城大学に寄贈していた「柳田文庫・民俗学研究室」を基盤として、1973年に設立されました。柳田の娘婿であった成城大学の堀一郎教授(初代所長)らが設立に尽力しており、設立直後に亡くなった堀の蔵書が寄贈された「堀文庫」なども収められています。日本の民俗文化に関する研究、調査並びに資料料の収集・保存を行っており、一般公開はされていませんが、成城大学の学生・教職員以外にも学外の研究者も利用可能です。また毎年学園祭の時期に合わせて一般公開される特別展を実施しています。

名称 成城大学民俗学研究所
住所 東京都世田谷区成城6-1-20
ホームページ 成城大学民俗学研究所のホームページ

昭和女子大学光葉博物館

昭和女子大学の様々な学問分野における教育発表の場として、また、教育・研究資料の収集・展示の場として、1994年に開館しました。学芸員資格取得に必要な館務実習の場としても活用されています。春、夏、秋と季節毎に収蔵展や企画展が行われており、また昭和女子大学の卒業制作展も開催されます。

名称 昭和女子大学光葉博物館
住所 東京都世田谷区太子堂1-7-57
ホームページ 昭和女子大学光葉博物館のホームページ

国士舘史資料室

国士舘大学の歴史資料に関する調査や収集、整理、保存などを目的に2009年に発足した資料室です。資料展示室は一般公開されており、収蔵資料は閲覧室で閲覧することも可能です。

名称 国士舘史資料室
住所 東京都世田谷区世田谷4-28-1 柴田会舘4階
ホームページ 国士舘史資料室のホームページ

二階堂トクヨ資料展示室

日本女子体育大学附属図書館にある展示室です。日本女子体育大学の前身である二階堂体操塾の創立者・二階堂トクヨに関する資料や、日本女子体育大学を運営する二階堂学園の歩みを紹介する資料が展示されています。展示室は一般公開されています。

名称 二階堂トクヨ資料展示室
住所 東京都世田谷区北烏山8-19-1
ホームページ 二階堂トクヨ資料展示室(日本女子体育大学附属図書館)のホームページ

ギャラリー

ギャラリー自由が丘

自由が丘駅から徒歩4分の住宅街にあるギャラリーです。

名称 ギャラリー自由が丘
住所 東京都世田谷区奥沢5-41-2
ホームページ ギャラリー自由が丘のホームページ

ギャラリー 世田谷233

三軒茶屋駅から徒歩10分のギャラリー&カフェです。
名称 ギャラリー 世田谷233
住所 東京都世田谷区若林1-11-10
ホームページ ギャラリー 世田谷233のホームページ

gallery21yo-j

自由ヶ丘駅から徒歩10分、九品仏駅から徒歩8分のギャラリーです。
名称 gallery21yo-j
住所 東京都世田谷区等々力6-24-11
ホームページ gallery21yo-jのホームページ

ギャラリーアートアクト

芸大・美大受験予備校である成城美術研究所に併設されているギャラリーです。
名称 ギャラリーアートアクト
住所 東京都世田谷区成城6-14-21

ギャラリーアルテファクト

ハム・ソーセージ専門店ダダチャの2階にあるギャラリーです。
名称 ギャラリーアルテファクト
住所 東京都世田谷区尾山台3-10-5
ホームページ ギャラリーアルテファクトのホームページ

clinic

三軒茶屋の旧診療所跡地を改装したギャラリーです。
名称 clinic
住所 東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18
ホームページ clinicのホームページ

ぎゃるり でんぐり

下高井戸駅から徒歩4分の「街のギャラリー」です。
名称 ぎゃるり でんぐり
住所 東京都世田谷区赤堤4-23-1
ホームページ ぎゃるり でんぐりのホームページ

Tobarier Gallery

九品仏駅から徒歩3分のギャラリー&カフェです。
名称 Tobarier Gallery
住所 東京都世田谷区奥沢8-13-9-102
ホームページ Tobarier Galleryのホームページ

Space Sprout

日本あみぐるみ協会が運営するギャラリー。
名称 Space Sprout
住所 東京都世田谷区北沢2-39-6
ホームページ Space Sproutのホームページ

下北沢アーツ

下北沢駅から徒歩4分、2022年にオープンしたギャラリーです。
名称 下北沢アーツ
住所 東京都世田谷区北沢1-40-9-1階
ホームページ 下北沢アーツのホームページ

ギャラリー HANA 下北沢

下北沢駅から徒歩5分の場所にあるギャラリーです。
名称 ギャラリー HANA 下北沢
住所 東京都世田谷区北沢3-26-2
ホームページ ギャラリー HANA 下北沢のホームページ

閉館・移転した美術館・博物館・資料館

静嘉堂文庫美術館

旧三菱財閥の2代目総裁・岩崎弥之助とその長男で財閥4代目総裁の小弥太によって設立され、国宝7点と重要文化財84点を含む、約20万冊の古典籍と6,500点の東洋古美術品を収蔵していました。特に世界に3点しか現存しないと言われる国宝「曜変天目」を収蔵することでも知られていました。2022年10月に展示ギャラリーが東京・丸の内の明治生命館1階に移転しました。なおギャラリーの移転後も、美術品の保管などは行われています。

名称 静嘉堂文庫美術館
住所 東京都世田谷区上野毛3-9-25
詳細 静嘉堂文庫美術館の詳細はこちら

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