宮本三郎と「日本」
日時
2022年10月01日 - 2023年03月12日
10:00 - 18:00
場所
宮本三郎記念美術館
カテゴリー
宮本三郎記念美術館の2022年度第2期展覧会です。
宮本三郎(1905–1974)は、洋画家として西洋美術を参照しつつも、日本の美術家としてのアイデンティティを強く意識し、そのあるべき姿を模索しました。
1938年に初めて渡欧した宮本は、第2次世界大戦により帰国を余儀なくされるまで、1年余りをパリに過ごしました。欧州各都市を訪ね、西洋の芸術について、その歴史の深さを目の当たりにするのです。
やがて「自国の伝統と向き合うことなくして真に創作することはできない」と考え、それでも「西洋由来の油絵具による自らの絵画世界を確立」しようとした宮本は、従軍画家としての仕事に取り組みました。作戦記録画の制作では、西洋美術史の文脈における歴史画の劇的な構図等を巧みに応用。まさに敵対国とされた国々の文化をもって成しえる逆説的な成功でした。
戦後、1952年に再び渡欧した後も、奈良の寺社を巡るなどして、日本や東洋の文明と西洋の文明を比較しつつ、自らのなかに再解釈し位置づけることを試みてきました。さらにその眼差しは、1960年代の高度経済成長期に変貌を遂げる東京という都市の熱気にも向けられました。
今回の展示では、洋画家・宮本三郎が、どのようにして「自らの内と外にある『日本』と向き合ったか」。画題や技法の選択からその芸術観まで、さまざまな視点から、その作品世界のなかに浮かび上がる「日本」を探る展覧会となります。
名称 | 宮本三郎と「日本」 |
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日付 | 2022年10月01日 - 2023年03月12日 |
時間 | 10:00 - 18:00 毎週月曜日は休館 ※ただし祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館。年末・年始(12月29日から1月3日)は休館。 |
場所 | 宮本三郎記念美術館 |
料金 | 一般 200円 / 大高生 150円 / 65歳以上、中小生、障害者 100円 / ※小・中学生は土、日、祝・休日および夏休み期間は無料 |
公式URL | 公式ホームページはこちら |
主催 | 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館 |
お問い合わせ先 | 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館(電話: 03-5483-3836) |